俳句半年分(2009年1月~6月投句)
枯れ欅梢の先は毛細管
愛犬の逝きて寒雲たたなづく
階段に節分の豆潰れおり
連凧の糸に幾筋光あり
春浅き薄手のシャツの頼り無さ
来週は花見するぞとメール有り
舞い上がる花びらの渦山静か
春時雨傘を持たずに急ぎ足
初夏の海見えて歩行の速まれり
筍の今日も出てくる夕餉なり
あれはもし初蝉なのか空耳か
入梅や駅までの道遠くなり
枯れ欅梢の先は毛細管
愛犬の逝きて寒雲たたなづく
階段に節分の豆潰れおり
連凧の糸に幾筋光あり
春浅き薄手のシャツの頼り無さ
来週は花見するぞとメール有り
舞い上がる花びらの渦山静か
春時雨傘を持たずに急ぎ足
初夏の海見えて歩行の速まれり
筍の今日も出てくる夕餉なり
あれはもし初蝉なのか空耳か
入梅や駅までの道遠くなり