無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

省エネ家電と住み心地?

2009-11-06 10:39:05 | 換気、住宅
太陽光発電、エコ給湯、オール電化などを非難するつもりはありません!!

とても良いと思いますが、付けられる家の性能によって、その良さを感じられない人が多いのは事実です。

省エネ性を高めると言うことは?

住宅の気密、断熱性能を上げる!

密閉される事を心配する?

木造住宅は潜水艦ではないので、窒息はしない。

開放型の暖房機器を使用するのは、駄目であります!!
室内空気を燃焼し、水蒸気とCO2を排出します。
ことによると、体に影響が出るかもしれません?
でも、日本中で冬の間10軒に9軒の家で使われて、死者が出たと言う話を余り聞かないから大丈夫かもしれません。

その代わり、室内に沢山の水蒸気を放出するので、カビが生えダニが湧くのはしかたありません。

過去数十年に渡って使い続けても、体を壊したとか、子供が小児ぜん息、アトピーになってないし問題が何もないと思っているから、毎年使い続けるのでしょう!!

不思議ですね!日本ではいつまで経っても、冬は石油ファンヒーターなんですね!

私は、長いこと使ったことが無いので、石油ファンヒーターのある場所に行くと、気持ちが悪くなり、臭いが鼻から抜けないし、頭が痛くなります。
自分が、過敏なのかどうかは分かりませんが、燃焼排ガスを室内に放出する暖房機が亡霊のごとく日本では使い続けられる事実は凄いことだと思います。

へたに、高気密、高断熱住宅にするのは怖いですね。

でも、そんな家に太陽光発電、エコ給湯、オール電化って言うのは、ちょっとアンバランスもはなはだしいではないでしょうか?

それでも、石油ファンヒーターを使い続けるのは、何故????

一番安い暖房だから?

健康と引き換えの、節約術??

それだったら、FFストーブか電気式暖房器具、コタツ(電気式)練炭式は危険です。いまどき練炭コタツを使っている人はいないよな!!

練炭と同じように石油ファンヒーターも、室内の酸素を燃焼するわけですから、くれぐれも大人数で狭い部屋では使わない方が身のためです。

しかし、太陽光発電の時代に、石油ファンヒーターが主流の暖房機器で残っているというのは、日本の住宅産業が、冷暖房と家を切り離して売ってきたという、罪深さを忘れないで下さい。

省エネ家電と住み心地は、何の因果関係もありません。

本当の快適さを求めるのであれば、まず家の性能と冷暖房システム、換気システムを見直したほうがよさそうです。

その後から、省エネ家電を考えても遅くはないです。


空気を動かすのは簡単??

2009-11-04 13:29:11 | 換気、住宅
見えない空気を動かす事は、簡単そうです。

最近のエアコンの宣伝で、望みのスポットを暖めたり、冷やしたりできるそうです。

エアコンにセンサーが付いていて、望みのスポットに標準を定めてくれるらしい?
凄いですね、日本のエアコンの技術は!

でも、なぜそんな事が必要なのか、よく分かりません。それと、通過してゆく経路のエアコン本体側も緩やかな空気を送風してるのかな?手前側は風が強いと違うのかな?それって、遠くへ飛ばすのにはちと無理がありませんかね?

部屋の中に温度ムラがあるらしいのですが?それであれば、なおさら目的の場所へ正確に飛ばすには、相当な技術が要るな!

メーカーの技術陣は、そこまでの温度ムラは想定できないと思うが?住宅の、温度ムラ分布は全ての住宅により違うことも、当然分かっているはずだが?

気密、断熱性能が悪い家の、部屋の上下、左右の温度ムラが、場所、時間、地域によって違うのに、どうやってセンサーを働かすのかな?

我々の凡人には分からない、高性能赤外線センサーで温度を読み取り、正確にその場所へ届く位のモーター回転設定と圧損設定と温度設定(目的場所に届くまでの熱損失も計算して)と全てできるセンサーなのかな?

それだったら、ノーベル賞ものだな?

そんな家のために、高性能センサーを付けて、お望みのスポットの温度ムラを解消しますと言うメーカーが出てきたわけです。

なにか笑える話です。住宅性能が良い住宅では、上下温度差は3℃以内です。

エアコンのような噴出しタイプは、体の表面の湿度を奪うので不快であります。温度ムラの無い部屋で使うことができるのは、冬の寒い朝や、夏の暑い時以外必要ないだろうな(一日で15分以内だな)。

最近流行の床暖も同じです。上下温度差の大きいときは暖かい空気が上昇する感じがとても快適です。しかし、上下温度差が無い場合は、暖気が床付近で滞留するのでペットが不快に感じますし、寝転がっているととても不快です。

床暖が流行っている場所は、気密、断熱化が遅れた地域と言っても過言ではありません。

だいたい、20数年まえから15年前くらいまでは北海道で床暖は全盛でした。どの問屋の展示会に行っても床暖コーナーが一番面積を占めていました。最近では余り展示しなくなっています。

東京から西では、今が流行です。

と言う事は、床暖がもっとも流行してる(気密、断熱性能が悪い住宅)地域は、大都市圏なのですね。

高いお金を払って買った住宅も、冬は寒いし、夏は暑いし、最新鋭のエアコンと床暖を使って、やっと!快適な住まいになると言う訳ですかね?

暖房でも冷房でも、やはり輻射熱が一番快適です。

送風タイプは、とても不快です。そのいい例が、電車の冷房です。

家に帰った時は、柔らかな冷暖房の空間が欲しいと思いませんか?

これも、知った人と知らない人の差が、スチームサウナと同じくらいでますね!!

世の中便利で良いものは沢山在ります。

人生の三分の一過ごす、住宅の性能に目を向けてもバチは当らないと思いますが?太陽光発電とエコ給湯はわずかなお金を戻してくれますが、家を快適にしてくれません。

省エネと自分達の住空間を快適(温度的、空気的)に過ごすために、両立する方法を真剣に考えられる人だけが住むことができます。