無呼吸症の家に住むのは恐い  ~あなたの家は呼吸していない?!~

シックハウス、アトピー、小児ぜんそくは家の空気が原因かもしれません。皆さんの健康のお役にたつ情報をお届けします。

久しぶりの住宅換気に関するシンポジウム

2015-07-25 21:06:42 | 換気、住宅
昨日東京で久しぶりに住宅の換気に関するシンポジウムがあった。

なにか目新しいことが発表なるかと、期待はしなかったけど?やはりなかった。

研究者の人は、いつも思うことだけど他人事のように覚めてる。

でも、彼らが国の規制なり法律のたたき台を作っている。

機械換気システムを住宅に設備する、シックハウス対策から、はや10年過ぎて、何が変わったか?
建材に含まれる化学物質を規制する法律ができ、機械換気の義務化が同時に行われた。

建材は急激に変化し化学物質が規制され、機械換気は急激に価格競争に入り、性能よりコスト優先市場になった。

結果、機械換気は見せかけの壁掛けファンが主流となり、機械換気と言っても、ファンが回ってるだけで換気されてないので、電気代も掛かるし、音もうるさいので止めてしまう。

冬でも、機械換気を信用せずに窓を開けて換気する人が5割近くいるというデーターが発表された。

これって、石油ファンヒーターに書かれてる(窓を開けて換気しましょうという注意)を、一般の頭の悪い人が実行してるだけ。

全室暖房できない性能の悪い住宅に90%の人が住んでる現状から当然か!

昔も今も、室内の空気質を測る目安として、CO2濃度1,000PPM以下が、空気の綺麗さの指針だった。

それは、外の空気が350PPMくらいだった戦前のデーターに基づいてるためだそうだ。

最近は、外も450PPM位に上昇してる、だとすると、以前は一人当たり20m3/時換算でよかったが、最近は35m3/時換算しないと、室内の空気質を維持できないと出席した先生が言ってた。

そんなことは、昔から分かっていた。我々が20年前CO2濃度測定を始めたとき、会津の丘の上で強風が吹いてるとき150PPMという数値で、新宿、日本橋では450から600PPMだった。

この話で重要なのは、室内の空気汚染は人の移動で数値が変わる、人数の増減でも変わる、体の大きい小さいでも変わる、暖房の機械でも変わる(多分これが一番くせもの)。

石油ファンヒーターを作動させてから30分以内で、部屋のCO2濃度は5,000PPMを超える、そんな空気を日本人の90%近くの人が毎冬経験してるが、誰も文句が出ない。

CO2濃度は、空気質を表す指標に使われるが。COのように死に至らない。濃度が高くても死なないから放置できる?

でも、綺麗な空気の5倍以上汚染された空気を吸ってもてもだれも気が付かないか知らないか無頓着な現状?皆さん、PM2.5,黄砂、原発に敏感なくせに、石油ファンヒーターの汚染には寛容な人が多すぎる現状が、この30年変わらない日本人が凄い。

石油ファンヒーターは、空気汚染と水蒸気を放出することによる、結露、カビの増殖、ダニの増殖、結果小児ぜんそく、アトピー、皮膚感染などの因果関係が、考えられる。

甲高い声の人が、布団掃除機を300万台売りました。それで布団からダニがが撲滅されましたか?

明快な、原因対策を取らずに、対処療法で手軽に解決はできません。

上記を解決できるには、住宅の性能C値 1以下、断熱性能、換気性能、暖冷房システムをセットで住宅を建てるか、リホームするしかありません。

こんな話を、大手メーカーの営業マンにしてください。懇切丁寧にわかるように説明してくれた工務店、メーカーに住宅を作ってもらいなさい。

すでに建てたかたは、残念でした。

いずれにしても、壁掛けファンが機械換気の標準だという家を値段だけで買った人は、家族の健康と幸せを安値で売ったと同じことであります。

空気は目に見えません!言ったもの勝ちです。

それを信じるも、信じないも一生に一度の大きな買い物をする割には、皆さん勉強不足です。

後悔先にたたずです。

家族の誰かが病気にならないと気が付かない。

換気は家の心臓です、換気ができなければ空気が回らない住宅は、カビが生え、ダニが湧き、空気が淀み、朽ち果ててゆきます。

人が住まなくなった、住宅がどうなってゆくかみなさん知ってるでしょう。

木材の表面を空気が流れてれば腐りません、それが流れなくなったら腐り始めます。

それでも、日本人の寿命は世界一、家の性能を手に入れたら、皆さん100まで生きてしまう。

これも、問題だ!

生きてるなら、元気に生きたい、PPK(ぴんぴんころり)で死にたい。

何とか詐欺で金を失うなら、家の気密、断熱リホームで亡くしたほうが、精神的、肉体的に健康でいられると思うが?