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リホームしても寒い住宅

2010-01-05 12:19:31 | 換気、住宅
今年も思ったことを書いてゆきます。

ある?家にお邪魔しました。コノ字型開発分譲地の建売で、しかも旗地でした。

当然、在来軸組みの建物です。

リビング、キッチンは3、4年前にリホームしました。昨年、玄関と風呂場をリホームしました。

典型的な、築20年、30年の住宅であります。

最初、断熱改修を進めたのですが、イマイチ私の趣旨が理解されず、また紹介したリホーム屋さんとの意思の疎通が上手く行かなかったこともあって、従来通りのリホームになってしまったのです。

暖房は石油ファンヒーターです。

感じた事は、全てが寒い、フローリングも冷たい。なんでこんな寒くても我慢できるのかなあ?と考えてしまいました。

帰るときには、足が冷えて風邪をひきそうになりました。

でも、住んでいる人は、リホームしたことが嬉しくて自慢されています。

私は、何と言えば良いか分からず、良くなりましたねとか言いようが無かったのです。

高気密、高断熱の住宅に住んだ事が無い、石油ファンヒーターの暖房設備しか知らない確率は、95%以上の日本の家族が知らない。仕方ないと言えば仕方ない話であります。

見かけの仕様が新しくなり、何となく全てが気持ち良く使える、新しい最新システムの建材で、身も心も温かくなるなるのは幸せと言えば幸せなので、とやかく言う筋合いの話で無いかもしれません。

そのような住宅が日本の95%もあると言うのは、どう理解すれば良いのでしょうか?

そのような、住宅に太陽光発電、エコ給湯、省エネ家電が普及しても、無駄なエネルギー消費という現実は替えられません。

今年のような寒い冬、凍死しないまでも、暖かい住宅に住んでいる一部の人から見ると信じられない現実であります。

高気密、高断熱、換気、冷暖房のバランスの取れた家に住んでいる人と、住んでいない人の差は多き過ぎます。

建てられた工務店、ハウスメーカーによって、こんなにも差が付いたら、知っている人と知らない(勉強不足)の人と、見かけで家を買った人、価格で買った人で、こんなに差が付いて、家族の健康にも影響するとは、誰も思わないし、思いたくも無いという人が、日本の95%の家族が置かれている現実を知るべきでは無いでしょうか?

我々が、いくら言っても、犬の遠吠えのような現実、消費者に正確に伝えられない現実、何とかチュウとか有名な俳優が叫ぶ広告をする住宅の方が良いのでしょうか?

それらの広告代金を、買う人に付け届けされても、快く払い、寒くても文句言わずに、イメージ通りの家が買えた喜びが、寒さ暑さを上回る心の広い日本人が、まだまだ多いと言う事を喜ばしいと思わなくてはいけないのでしょうか?

いまだに、石油ファンヒーターを使って、給油に失敗して火事になり、何人もの人が亡くなる事故は、他人事なのでしょうね。

これから、当分石油ファンヒーターは無くなりませんね、この日本の住宅事情では?

室内空気環境よりも、安くて手軽な暖房設備の方が良い、家族の健康よりも手軽な暖房設備が良い。

何も深く考えずに使うのに慣れた暖房設備が良いのでしょうね。

こんな時代に、石油ファンヒーターはCO2を沢山排出し、健康に良くありませんし危険ですと言ったら、言った方がおかしいと思われる時代なのですね。