あるBOX(改)

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「菊池俊輔音楽祭」に行った(3)

2017年11月11日 | アニメ・特撮
怒涛のOP連発が終わり、やっと指揮の人がこちらを振り返った。
オーケストラメンバーに会釈されて「拍手してイイんだ」と、
やっと手を叩く事が出来ましたよ。

※正直一曲終わる毎に拍手と歓声を贈りたかった。
 でも、やっぱりオーケストラ・コンサートですからねぇ…。

 これが実況録音盤の音源になる公演の辛いトコロ。
 暴走出来ない…。

 『バビル2世』の「♪3つのしもべに命令だ♪」の後、
 どれ程のファンが拳を突き上げ「ヤァ!」と叫びたかったか…



プログラム上は次は組曲連発。
その前に、ここで司会の西耕一氏が登場。

「すごいカロリー消費する演奏でした」
「オーケストラの皆さんに無理をさせてしまって」とコメント。
「暴れん坊将軍はOP曲を聴くためだけに急いで帰宅した」とも。

チューブを宙でブンブン回して音を出してた女性の頭を
「ピカピカ」と表現しての演者イジリも…。
※確かに玉ねぎヘアー的な個性的で素晴らしい髪型でしたよ。

そして、いよいよ前半のクライマックス!
組曲2曲を紹介して袖にハケる西氏、ドアが閉まると同時に始まる
『ゲッターロボ 組曲』!!

ホーンの切れ込みからアタック!歌メロ!間奏もシャープだ!
そしてオリジナルの暴走ベースに近付かんばかりに忙しく指を
運ぶベーシスト!

ああ、やっぱ根がロックファンの私はついついリズムセクションを
凝視してしまう!
原曲のように荒れ狂ってもダメ、かといって大人しすぎても原曲の
良さを残ってしまう。本当に大変だと思いますよ。

OP曲に繋げて劇中曲が次々と演奏される。
「合体ゲーターロボ」の歌メロに『暴れん坊将軍』通じる勇壮さが
感じられる。

ヤバイ、すっかり涙腺が…。

続いてまたもキラーチューン=「バビル2世 組曲」!
歌メロはストリングス。

人数は多くないので厚みには欠けるが、それでも染みてくる。
前回も言ったが、前に出てこないからこその美しさがある。

曲によっては「メロトロン」が鳴ってるみたいでした。
※褒めてるんですよ!

本当にスケール豊かな楽曲だ。
キレッキレのホーンセクションだけが菊池曲の魅力じゃない。
豊穣なオーケストレーションも素晴らしいのだ。

チャンピオンコミックスで『バビル2世』を読みながら「なんて
面白いんだ!こんな面白いモノがこの世にあるのか!!」と感激
しまくってた少年時代が甦る。

放心状態のトコロで曲は終了。



万感のこもった拍手がオーケストラに向けられる。

司会の西さんが登場。
私がゲッター曲に「時代劇的」という感想を持ったところを
「演歌的」と表現されたのが面白かった。

それをオーケストレーションでカッコよく聴かせてしまう…と。

さらに『バビル2世』は「エキゾチックな要素もある」と表現。
世界中で聞いてもらいたい魅力がある…とも。

全くもって同意です!!

(続く)


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