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東京国際フォーラムで「冨田勲映像音楽の世界」を見た(3)

2018年09月17日 | 邦楽
次はユニークな企画。
『創作ダンスのための音楽~大妻嵐山高校ダンス部との共演~』



ダンス教材用として1974年に作曲された「コムポジション『愛』」を、
辻本知彦が振付し、大妻嵐山高校ダンス部の女子高校生たちが、最前列
前に設置された専用ステージでのダンス披露があったのでした。



ぶっちゃけ、このステージ作るためにA~Dくらいの席はすっ飛ばされて
いたのだ。最前列でFとか、そんな感じだったのだ。

おかげで私は物凄く前の席で見れたのだ。



※画像はラストのフォトセッションより


木のステージの上で生足、スカートで踊る無垢なJKが目の前にいたのだ。
むしろ目を合わせるのが怖かったのだ。
※一応スパッツは履いてらっしゃったけどさ!

御当人たちは堂々としたもので、立派に踊り上がられました。
演奏も良かったです。

※ここで第1部が終了。


休憩に入りました。トイレタイムを挟んで第2部へ。

【映画音楽より】

樋口さんが盛り上がること盛り上がること!



映画「ノストラダムスの大予言」から。封印作品だが音楽が最高なのは
冨田ファンでは定説。樋口さんは特撮の素晴らしさも熱弁。
特技を担当された中野昭慶監督が会場にいらして、すかさず紹介。

その特撮を「なんて人類は美しく滅ぶのか!」とコメントされ、私はその
表現に震えたのでした。

OPは篠田さんの電子音。オーケストラと一体化した後に、冨田フルートこと
口笛シンセが…なかなか始まらない。



何かのトラブルか?
演奏は中断された。

藤岡さんが「冨田サウンドを知り尽くした篠田氏の音が鳴らないと始まらない」
「意味がない」と説明。その間に機材の復旧は進められ、再度演奏が開始された。

※一番最初からは再開されなかったような…。



そして場内に響くアナログ・シンセの「滅びの調べ」。
いつもの「宇宙の希望」を奏でる音色ではない。恐ろしくも魅力的な音…。

曲は「滅亡のテーマ」「メインタイトル」「永遠の生命(愛のテーマ)」と続く。
ドラムとベースも昭和のリズムを刻んでくれた。予想以上に昭和だった!



樋口さんによると、「ノストラダムスの大予言」のサウンドトラックを聴いた時、
とても「欧州的だ」と感じたそうだ。確かに、このスケール感は従来の邦画音楽
には無かったものかもしれない。

※伊福部音楽の「和の土着感」とも異なるし…



個人的には「この音楽」が聴きたくて本公演へ赴いたといっても過言ではない。
私にとっては、それくらい魅力的で吸い寄せられるような恐ろしくも魅惑的な
音楽なのだ!

(続く)


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