あるBOX(改)

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片渕演出について

2018年07月06日 | アニメ・特撮
「ラジオ武田鉄矢・今朝の三枚おろし」。
『この世界の片隅に』興味深い考察あり。



体重移動なんて・・・自然すぎて意識も疎かになって
いたなぁ。

絵的な動きの軸、時間軸、それらの流れ。



すずさんと晴美ちやんの初対面で流れる、ゆっくり
した時間…。

あやとりに飽きてあくび、もくもくとモンペを縫う。



演出としては時計を大写しし一気に分針を進める手も
ありだが、それはなされない。

人の心が近付くには、それ相応の「時間」が必要と
いう事か。



思えば「マイマイ新子と千年の魔法」もそうだった。
※室内内装で観客には貴伊子情報が伝えられるが

「牛乳…」でやっと時間は動き出す。「マイマイ新子」
では冷蔵庫、「この世界」では布手提げが距離を縮める
一手となるが



そこに至る時間を省略しないのが、片渕演出の妙なんだ
ろうなぁ…。

片渕演出で印象だったのは、 こちらの勝手な思い込みや
作り物的定番をスカして来るところ。



新子の頑固そうな祖父が川の形を語るとき「傲慢な人間が
折り曲げた」…と文明批判を始めるかと思ったが、千年を
遡って都の話となり、その姿が 現れる…。

あ、そう来るのか…と。



転校生・貴伊子ちゃんの帰宅を興味津々で追跡する新子に
立ち止まって「先に行って」というシーンもあったが・・・

実は追尾を嫌ってじゃなく・・・なシーンも意外性の一環と
感じられた。



会話も時に噛み合わない。それが逆にリアルに感じる。

私が昔から「ドラマなど見てて」感じていた違和感。
「こんなストーリー説明みたいな台詞」
「意思が通じ合ったみたいに完全に噛み合ったセリフ」

※家族には「作り物だから当たり前じゃないの!」と
 一蹴されてましたが・・・



特に印象的だったのは『波の兎』での会話。

哲「海で死ぬアホに比べりゃマシじゃ…」
すず「そうじゃねぇ」
観客(えっ?)
すず「うさぎみたいじゃねぇ」

噛み合いすぎると作り物感が増してしまう。
哲も「はぁ?」とはならない。そういう気配もない。

「こいつ、また人の話きいとらん」…とばかりに、気にも
留めない。



カウンターブロー食う感じじゃなく 肩すかしでフワッと
なる感じ。これが寧ろ心地いい。

今後もこういう会話やシーンがあるんだろうねぇ。

そういう意味でも長尺版が楽しみです。
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