SAKURA Artsalon Tokyo

株式会社サクラクレパス主催の絵画教室です。

黄金背景テンペラ画の制作体験の様子をご紹介

2019年03月09日 | アートサロン東京よりお知らせ

古典技法の指導でご好評頂いている「藤岡敬三先生」の

『黄金背景 テンペラ画』の制作体験が本日行われましたので。その様子をご紹介します。

 

今日は、2日間に渡り行われる「黄金背景テンペラ画」の1日目の様子です。

まずは、テンペラについての説明から。

使用する道具や、特徴などなどテンペラの基礎知識を学びます。

それに加えて、今回は制作時間の関係からとばした、下地作りについても。

箔を貼るためのボーロ処理までを事前に済ませてあることも説明してから、スタートしました。

 

今回は、扱いやすさから洋白を使用してます。

 

それでは、早速箔を貼ります。

一部を除き、全面に箔を貼ります。

多少傾いても、重なっても気にしないで貼っていきました。

 

ボーロが塗ってあるので、少し湿らせるだけで箔が定着します。

ドーサ液やその他の定着剤を使わなくて良いのには驚きです。

 

箔を置いたら、筆で押さえます。それを繰り返します。

徐々に貼れれていき

 

洋箔でも、この輝き。

綺麗ですよ!

 

そこまで乾燥を待つ間にテンペラの「キモ」である『卵』の準備。

この卵を・・・

 

黄身だけ使用するので・・・

 

殻をうまく使い、白身を落とします。

料理人のような手付きですね。

 

そして、

黄身を手に載せ

 

プツッと黄身の薄皮に穴を開けて中身だけコップに。

この時、黄身の薄皮を微妙な力加減で掴むのがコツだそうですが、これが難しい。

 

黄身に薄皮が残ってますよね。

 

そして、できた定着剤がこれです。

お酢と先程の黄身を混ぜて出来上がり。

 

そして、着彩に入ります。

 

暗い色から。

りんごに金色の背景。

ハッチングによるタッチの集積で明暗を表現していきます。

慣れない描画法に、苦戦しながらも徐々に形になってきました。

 

今日はここまで。

画像では分かりにくいのですが、この煌めきは魅力的です。

 

次回の、23日は完成に向けて描き込みと、より輝きを出すための磨きへと進みます。

 

次回もお楽しみに!

 

藤岡先生の制作体験

「テンペラ・フレスコ・油彩技法」については

http://www.craypas.com/artsalon/02tokyo/pdf/course201901-06_fu.pdf

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(大統領)


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