夕 景

2017-05-02 | 日記

     

すがすがしく天気のいい日だった。写真は帰宅途中の夕景で、真ん中の建物は長岡中央病院。五月は水田が光り始める。しばらく、偶然の光る航跡を見ていると、遠い人に手紙が書きたくなる。

            ふるさとの水のにおいを懐かしむ二十二歳の別れ空の色

 


照明と油彩画

2017-05-01 | 日記

     

壁に立て掛けられた油彩画はF40号サイズ。未完のままでタイトルは無い。2年前のオープンハウスの時に展示公開した。僕の絵は「心に思うことを、見るもの、聞くものにつけて、“ 描き ” 出せるなり。花に鳴くうぐいす、水にすむ蛙の声を聞けば、生きとし生けるもの、何れか “ 絵を描か ” ざりける。力をも入れずして、天地を動かし、目に見えぬ鬼神をも、あはれと思はせ、男女のなかをも和らげ、たけきもののふの心をも慰むるは “ 絵画 ” なり。」でありたいと思うのだ。この文は紀貫之(872-945)の『古今和歌集』の有名な序文である。僕にとっての「歌」は、「絵画」である。