2017-08-19 | 日記

     

ベッドに横たわる母を描いた。不肖の息子のために普段から口うるさい母は、やはりベッドに寝ていても、相変わらず90歳を超えてもなお、世話焼きである。数週間は病院のベッドに居るだろうから、心おきなく休んで下さい、と言わざるを得ない。どうも母の目がだんだん細くなって行くみたいな感じがする。何をするということもなく、ただベッドに寝て天井を見ているだけなので、体力や思考能力が急速に下がって本当の病人になってしまいそうだ。病院は患部を治すかも知れないが、ケンコウ人間というものをダメにしてしまうのだ。早く帰宅できるといい。母のうるささが思い出される。そこで、蝉の声のうるささに元気な頃の母のウルササを掛けて一首作って見た。それが絵の右下の歌である。

     たらちねの母の声に似て蝉が鳴くそうじはしたか花の水遣りは

 


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