“ ケルン コンサート ”

2017-06-12 | 日記

             

今夜はキース・ジャレット (1945生) の「ケルン コンサート」(1975年の演奏)を聴く。解説書によると (野口久光解説) 、今回の演奏は全てインプロヴィゼーションであるという。ジャズの生命はこの即興演奏にあるといわれる。何を思い、何を見たか、そして何を感じたか。即興演奏は演奏家の演奏しているその瞬間のライフそのものである。1975年1月24日、ドイツの古都ケルンでの演奏会である。キースは言う、「ここに演奏されたものは、私が以前に一度も演奏しなかったものであり、今後もこの通り演奏するものではない。妙なカテゴリーにはめこまなければ、今までにつくられたことのない種類の音楽であり、やがて一般化されることが望ましい」と。29歳のキースは「ケルン コンサート」でとても美しい音楽を奏でていたのだった。モーツァルトのようなキース。

 


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