PK22に座る助言者

2019-09-20 | 日記

          

今日制作した絵画一点、タイトルは『MENTOR』( 助言者 ) である。だから、PK22に座る助言者なのである。

                

僕のいつも座る椅子に、今夜は『助言者』が座っているのだ。なので、今夜はもう、うんざりして休むしかないから、いつかの機会にはこの席を奪還しなければならないから今夜はたぶん、もう、そろそろなのである。深まって行く夜の彼方に、虫の音に吸引されて、静かな黒い余白が生成されて行く。音階はまた上昇して、音階はまたまもなく下降するだろう。そして、もはや下らないことはなくて。 

(21日朝の追記) 上記の文は、書いてる途中、眠くなってしまって止めてしまったのだったが、その日のうちに『助言者』を完成してよかった、というのが僕の安堵であったからである。だから以下の文章が途中で終わっていて、この「もはや下らないことはなくて」の続きを書けなかった。

もはや下らないことはなくて、上昇と下降の振幅はしっかりと記憶されるのである。そしてここでいう「音階」とは僕の過去とこれからの人生の五線譜に書き込まれる音符のことである。というようなことが秋の夜の黒い余白に包まれて、思うことであった。『助言者』を描いてる最中、僕はベートーヴェンの弦楽四重奏曲をかけていたのだったから、きっとこういうタイトルが着想されたのだろう。夜の時間は、長くて暗くて静寂であるほうがいい。