池のほとりに

2010-04-26 | 日記
悠久山公園・泉翠池のほとりに、やはり灯篭がありました。先日のコメントの中に、自分の祖父が作った灯篭があるので機会があったら寄ってみて、というのがありました。行ってきました、確認できました。泉翠池の番人のように建っていました。足の下のネームプレートに作者の名前あり。

贈 / 長岡市村松町 / 石匠 大橋平治        

とあります。石匠を祖父にもつのは、今東京で活躍している長岡市出身の建築家・大橋英俊さん。
この灯篭は雪見灯篭、元来は水面などに明かりを灯す。花の夕暮れに灯篭の灯りをともせば、時代は瞬時に時空を越えて18世紀京都の春。

 春のくれつくしの人と別れけり
 春の夕 ( くれ ) たえなむとする香 ( こう ) をつぐ
( 尾形仂校注 『 蕪村俳句集 』 岩波文庫版より )