桜花未開

2010-04-22 | 日記
長岡の桜は、未だ満開に至ってはいない。春なのに寒い曇り日が続き、春なのに太陽光線が少ないのです。春なのに女性の衣装は厚く、春なのに春眠は暁とともに目覚めたのだった。
これは悠久山公園の池のほとりの桜ですが、寒そうでした。公園は、長岡市の桜の名所になっていて、さらに隣接の蒼柴 ( あおし ) 神社へと、桜は続いています。
以前、この神社の森で毎年、金春流薪能が催されていました。森の闇の中に金色とスカーレットの装束が浮かび上がり、幻想の世界へと誘われたことです。今は昔のこと。

桜もまた現実を凌駕し、しばしシュルレアリスム的世界をもたらします。これも春の喜びです。