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映画、読書などのメモ

情婦

2020-03-16 | chinema(欧米系映画)

伝説の傑作を観ました。

 

★情婦
原作:アガサ・クリスティ《検察側の証人》
原題:Witness for the Prosecution
監督:ビリー・ワイルダー
出演:タイロン・パワー、チャールズ・ロートン、マレーネ・ディートリッヒ、他
1957/アメリカ


誰もが、傑作だぁ、名作だぁ、と唸っているので、
以前より、是非観てみようと思ってはいたが、
何ともタイトルがどうもエロっぽいし、
(ポスターは内容とほとんど関係なく扇情的)
懐メロの恋愛モノかなぁと思い、なかなか手がでないまま。


しかし、ついに、伝説の傑作を観た。

いかにもアガサ・クリスティらしい筋立て、物語の進みではある。
が、これは面白いサスペンス。
始めからずっと眼が釘付けにされる。
家で観ているのに、
背筋は伸びて、
一瞬たりとも逃すものかとつい前のめり。


舞台はロンドン。
洒落とジョークは半世紀後の現代でも活き活き響く。
そして、《ラストの2重のどんでん返し》に
脳みそがシャキーン!
未来思考的な終わり方も素敵です。

 

さらに、
字幕には、
《結末はけっしてお話にならないように》


タイトルの《情婦》、何となく、わかるなぁ。
観る前はヘンだったけど、
観た後は、シンミリくるなぁ、、、と。


これはーーーー、傑作だ!  名作だ!。