藤飯千尋のアートウェブ

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故郷にて

2007-06-01 23:52:10 | アート
実家にて療養しています。
戻ってきてまだ4日目ですが、随分体調がよくなりました。
めまいはほとんどなくなりました。
やはり日々の疲れが蓄積されていたのだと思います。
だから今日は近所にある美術館に足を運んできました。

岡山県井原市、私が高校まで育った場所です。
山に囲まれた小さな田舎町ですが、
ここに井原市立田中美術館があります。

近代彫刻家 平櫛田中(ひらぐしでんちゅう)の出身地ということにより、
設立された美術館です。
代表作は「鏡獅子」、東京の国立劇場に展示されています。
でもこの美術館、田舎にありながら多数の作品が所蔵されています。
高校生の頃から何度か足を運びました。

「いまやらねばいつできる
 わしがやらねば たれがやる」

これは晩年、書に記した平櫛田中の言葉です。
これが高校生の私の胸にぐっときて、
今でも好きな言葉です。
(実行するのは全くもって難しいのですが・・・)
そして驚いたことに108歳(昭和54年)で亡くなる直前まで、
制作されていたらしい。すごいですよね!
足を運ぶたび、違う角度から作品をとらえているのに気づきます。
とても有意義なひと時でした。

企画展は「追求された日本の美」と題された、大正~昭和初期の
日本画でした。
なぜか最近、日本画にとても興味があります。
あの柔らかな色彩にとても惹かれるのです。
うまく言えないのだけど、
自分の中で少しずつ感性が変わってきているような気がします。

そういえば、
5月に実家に帰るって事は数年なかったように思います。
こんなに新緑がきれいだったっけ?
川には、魚が泳いでいるのが見えていたっけ?
5月にはこんなにたくさんの野花が咲いていたっけ?

以前ならこんなことに気づきもしなかった。
こんな風に感じられるようになったのが嬉しかったです。
早く大阪に戻って絵が描きたいなって思ってきました。
でもあともう少し、体を休めなくては