アートの周辺 around the art

美術館、展覧会、作品、アーティスト… 私のアンテナに
引っかかるアートにまつわるもろもろを記してまいります。

東京 美術展めぐり その1

2010-01-15 | 展覧会
ここのところ寒いですね~。
さて、この前の連休を利用して、今年も東京まで美術展めぐりに行ってきました。どうもこの時期はもひとつ目玉の展覧会が少ない気もいたしますが、それでもさすがトーキョー!いろいろバラエティーに富んだ展覧会を見ることができました。

まず訪れたのは、六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで開催されている「ヴァンクリーフ&アーペル ザ スピリット オブ ビューティー展」。宝石は女性の憧れですからね~、お客様も女性がいっぱいで、みなさん眼がうっとりしておられました。高級ジュエリーが故、なかなかショップでショーケースに鼻くっつけて見るのも憚られますが、ここでは思い切り眺めまわすことができました。
この展覧会は、4つのテーマ「自然のスピリット」「エレガンスのスピリット」「冒険のスピリット」そして「インカーネーション(美の化身)」で構成されていますが、まずいきなりのお部屋のディスプレーがとっても素敵!木の幹を思わせる白いオブジェに球体のケースに入った宝石が置かれていたり、透明な筒にまばゆいばかりの宝石が吊るされて揺れていたりして、とっても幻想的でした。宝石そのものの大きさや輝きもさることながら、独創的なデザインや細かな細工は見ても見ても飽きない美しさ。宝石ごとの個性も際立っていて、ルビーって何ともいえない可愛らしさを醸し出し、サファイヤのブルーは本当に深みと気品があります。1個もらうならコレやな、(誰がくれるねん!)などと思いながら見ていましたが、最後のパートでは、グレース王妃はじめ世界の名だたるスターや王族の女性が身に着けていたジュエリーが紹介されていました。高価なジュエリーに物語がまつわると、いっそうの価値を持ち輝きを増すように思えました。(1月17日まで)

あとこの日訪れたのは、ミッドタウンの21_21デザインサイトの「見えていない輪郭」展、いろいろなおもしろいデザインの製品が置いてあって、椅子には座れたりして、ショールームに行ってるみたいで楽しかったです。(1月31日まで)
それからサントリー美術館「清方ノスタルジア」展、新しくなって初訪問のサントリー、鏑木清方の作品をまとめて見る初めての機会。名前の通り、描かれている女性は本当に清らかで、まとめて見ると、まさしく肉筆浮世絵のような情緒豊かな世界を描いていたことが見て取れました。思ったより男性のお客様が多かったなあ…。会期も終わりかけで、「妖魚」が見れなかったことが残念でした。

こうして怒涛の1日目は終わり、さあ、次の日はいよいよ新装!根津美術館です。つづく。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 新年ごあいさつ | トップ | 東京 美術展めぐり その2 »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

展覧会」カテゴリの最新記事