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アーセナル VS チェルシー

2010-12-28 20:02:52 | stats&match report

アーセナル 3-1 チェルシー
得点者 ソング 44、セスク 50、ウォルコット 53

ファビアンスキ
サニャ
コシェルニー
ジュルー
クリシ
ウィルシャー
ソング

セスク →(88)ロシツキー
ウォルコット →(73)ディアビ
ナスリ
ファン・ペルシ →(76)シャマフ

NOT USED
スチェスニー
スキラチ
アルシャビン
ベントナー


チェルシー戦久々の勝利は、90分間集中し、全選手が責務を全うしたというヴェンゲル監督の言葉が全てでしょう。
この試合、スタメンにセスクとファン・ペルシが戻ります。
そしてヴェンゲル監督は大きな変更を2つ行いました。1つはCBのレギュラーだったスキラチを外してジュルーを先発に抜擢。もう1つは調子の上がらないアルシャビンを外し、ウォルコットを先発させました。結果的にこの采配が大当たりすることになります。
まず序盤ですが、チェルシーのタイトなプレスに苦しみ、ポゼッションでも上回られます。
この苦しい時間帯に全員の守備意識が高かったですね。特にサニャが内に絞ったポジションを取っていた時にアシュリー・コールが全速力でそのスペースを突こうとオーバーラップを仕掛けた際、ウォルコットがいち早く戻った場面は印象的でした。
少しづつ押し返し、30分を過ぎたあたりから敵陣でのプレーする時間帯が増えていきます。
そして前半のロスタイム直前、ついに均衡が破れます。
PA正面手前でウィルシャーがエリア内に侵入してきたソングにパス。やや流れたボールをセスクがワンタッチしパウロ・フェレイラと交錯。こぼれ玉をソングが左足でミートし、ゴール左隅にゲット。1点リードで後半へ。
後半、立ち上がりから畳み掛けます。
50分、コシェルニーからの縦パスを受けたファン・ペルシが3人に囲まれながらもボールをキープ。最終的にエッシェンにつつかれましたが、そのボールがウォルコットに対する絶妙なスルーパスに。キーパーと1対1になったウォルコットは走りこんできたセスクに折り返します。セスクは無人のゴールに蹴りこみ追加点をゲット。
勢いは止まりません。
3分後、センターライン付近でマルーダがトラップしたボールをウォルコットがインターセプトし、セスクへパス。ウォルコットはそのまま裏に抜け出し、セスクはここしかないというタイミングでスルーパス。ウォルコットは思いっきり右足を振りぬき左隅にゲット。これでウォルコットはリーグカップ、FAカップ、プレミアと国内の全コンペティションでチェルシー相手にゴールを記録。何気に相性良いですね。
その4分後、フリーキックからイバノビッチに1点返されますが、集中した守備で追加点を許しませんでした。
この試合の大きな勝因となったジュルーとウォルコットのスタメン抜擢ですが、まずジュルーはドログバを徹底マーク。高さと強さ、そして読みが良かったですね。かつてのスイスの同胞、センデロスはドログバに子供扱いされていましたがこの日のジュルーは完璧でした。
ウォルコットはやっとアシュリー・コールに一矢報いましたね。今シーズンのほとんどを右サイドでプレーし、チームのリーディングスコアラーでもあるナスリをあえて左で起用した指揮官の期待に見事答えてくれました。
それから8月末のブラックバーン戦以来となる先発出場したファン・ペルシですが、やはりエースはこの人だなと。ポジショニングとキープ力が抜群ですね。セットプレイ時の正確なキックもありますし。
チェルシーは決して本調子ではなかったかもしれませんが、この勝利は大きな自信となるはずです。今のアーセナルに必要なのは自信だけですから。
中1日でウィガンとのアウェイゲームに望まなければならない上、キャプテンはサスペンションです。しかしながらすでにディアビが復帰しています。数年掛りで築き上げた選手層で、この厳しい日程を乗り越えていってくれるでしょう。