晴海ヶ丘の空の下

大阪から淡路島に引っ越したアロマピアの 
“おばさんセラピスト” のひとりごと

日本みつばちのミツロウ

2022年07月30日 | みつばちラップ
毎日暑い日が続き、
コロナ感染拡大も続いていて
お出かけを躊躇される方もいらっしゃるのでしょうね

さて AEAJ の機関誌 No104 6月25日号に
あのディオスコリデスの記事が掲載されていましたね。



あの と言ってもアロマテラピー検定を受けた方や
アロマテラピー関連に詳しい方でないと
『ディオスコリデスってなに
ですよね

ディオスコリデスは薬物学の父と云われている
薬物研究をした古代ローマの植物学者です。

そのディオスコリデスの著書
『マテリア・メディカ(薬物誌)』の
写本『ウィーン写本』に掲載されている
薬草の効能が現在も通用するのか?
という検証記事の中に

植物ではありませんが
ミツロウも掲載されています。

『傷の治癒を促進させる天然の絆創膏』
と記載されています。

もちろんローマですから、西洋みつばちの
ミツロウですね。

アロマピアセレクションで製造販売している
淡路島みつばちラップ
犬用肉球クリームに使用しているのは
日本みつばちのミツロウです。

西洋みつばちと日本みつばちの違いは
日本では、養蜂されているのが西洋みつばち
在来の野生種が日本みつばちです。

なので、日本みつばちのハチミツを採取するために
野生の日本みつばちを飼育している形です。

江戸時代以前から行われているのと大差ない
伝統的なスタイルでの飼育が多いそうです。

ちなみに日本での西洋みつばちの養蜂は
明治時代になってからです。

西洋みつばちと日本みつばちの
ハチミツ成分の大きな違いは
プロポリスが含まれているかいないかです。

プロポリスは、ミツバチが木の芽や樹液などから
集めた樹脂状のもので、蜂ヤニとも言われます。

西洋みつばちはプロポリスを集めますが、
日本みつばちはプロポリスは集めないので、
プロポリスの効果を期待する方は
西洋みつばちのハチミツを選ばれると良いでしょう。

逆にプロポリスにアレルギー反応がある方は、
日本みつばちのハチミツがオススメですね。

ハチミツの話ばかりになってしまいましたが、

やっとミツロウのお話です

ミツロウの主成分はパルミチン酸ミリシルで
未精製のミツロウには花粉やプロポリス※
20〜30種類のフラボノイド(ポリフェノール)、
肌や粘膜の再生を助けるビタミンBなどの
有効成分が多く含まれていて、
ミツロウクリームなどに使用する場合は
高い保湿効果が期待できます。

*日本みつばちミツロウにはプロポリスが
ほとんど含まれません

ミツバチの巣から集めたロウの不純物のみを
取り除いて作られた未精製のミツロウは
天然成分が多く残っていて、
ナチュラルで素朴な素材の香り
(ほんのりハチミツの香り)がします。

農薬やスムシ(みつばちの害虫)の害が拡大し
野生の日本みつばちが減少し
とても希少になってきている
日本みつばちのミツロウですが、

淡路島の自然に育まれた
この日本みつばちのミツロウを使った
淡路島みつばちラップや犬用肉球クリームを
作り販売していくことによって
淡路島の恵みを活かした天然素材を使ったモノ作りを
大切にしていきたいと思っています。

日本みつばちミツロウについて
もっと詳しく知りたい方はこちらをご覧ください