こころとからだ

アロママの日々感じた事、思った事。

陰陽五行説とアロマセラピー

2007-12-02 | こころ
私は現在、精油と五行との関係に夢中です、
アロマセラピーに携わってはや10年。ちょっと飽きてきた...、いえ、嘘です。
違う視点から改めて精油を見る事ができるので新鮮なのです。

各々の精油は五行(5つのエレメント)に分類され、そのエレメントの働きを助けます。
5つのエレメントは『水』『木』『火』『土』『金』で、自然界の5つの要素(5元素)からなります。
陰陽五行説は森羅万象をこの5つの要素で説明する、シンプルにして壮大な宇宙観で、古くから占いや疾病の診断と治療法に摘要されていました。

またこの五行はそれぞれの臓腑(経絡)とも結びついていて、その働きとの関係性もみていくのです。

例えば、ゼラニウム。
ゼラニウムは『水』のエレメントに属します。
『水』に関係する経絡は「腎」で、「陰」の性質を持っています。
ですから、『水』のバランスの崩れた人にはとてもお勧めな精油になります。

『水』のバランスが崩れると、無気力、虚脱感、自信喪失、不安感などの感情が沸き上がります。
『水』の根源的な感情は『恐れ』です。
ですから、バランスを崩すとなにかしらの『恐れ』が元になって、行動を起こしやすくなります。
環境が自らに及ぼす力への恐れや、自分の力不足による失敗への恐れ。
『恐れ』が不安を生み、不安に打ちひしがれると面倒を避けて閉じこもりたく(無気力)なる。
という感じでどんどん、『水』のバランスが崩れていくのです。そうすると、他の4つのエレメントも当然影響を受けて、バランスを崩していきます。
『水』が崩れれば、その相生関係にある『木』のバランスまで影響を受けるかもしれません。
『木』は新しい出発や成長を意味しています。
その『木』が『水』をしっかりと吸い上げ、『水』に秘めていた生命力を呼び起こし、方向性を与えるのです。
ですから、『水』のバランスがとれていないと、『木』はその特質をうまく活かしきれない事になります。
また、『腎経』は生命力の貯蔵庫とも言われ、精神的な強さともかかわりがあります。

「どんな犠牲を払っても成功を収めなければならない」という不安感に突き動かされ、ついには気も陰も使い果たし、神経の消耗をきたしてしまう...。
消耗したと感じても、かまわず駆り立てられるタイプの人、感情に時間を向ける余裕のない、過度に達成を追い求めるタイプの人には陰気を補うゼラニウムが役立ちます。

そして、私の大好きな精油はフランキンセンスです。
この精油は『土』のエレメントに属します。
『土』は概念や情報の吸収と分析に携わっています。ですから『土』のバランスが崩れると、集中力にかけ、考えがまとまらなくなります。そして、考え過ぎて混乱し、泥沼にはまって身動きできない状態となる場合があるのです。
考え過ぎて心のおしゃべりが多く、混乱しやすいせっかちな私には『土』のバランスを整えてくれる、心をしずめ、集中させる働きのあるフランキンセンスがピッタリとくるのでしょう。

という感じなのですが、かなり奥が深いです。
私もまだまだ頭にしっかり入りきれていませんが、こんな観点から精油のアドバイスもできたら、また違ったオイルの選び方ができるのではないかと思ってます。

お勉強、頑張りまーす。









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