こころとからだ

アロママの日々感じた事、思った事。

私たちは選んだものから出来ている

2008-06-11 | こころ
最近の気になる言葉、それは、
「わたしたちは、私達が選んだものから出来ている」
どこかで聞いたことあるな~と思った方、そうです。
車のCMでの冒頭の言葉です。

スピリチュアルな事を学んでいくと、自分や自分の周りで巻き起こる出来事、すべては自分の選択による結果であるという事が良く解ってきます。

今生で幼い頃に嫌な目にあったために、その傷を隠すために本当の自分を忘れ、自分の思い通りに生きられなくなってしまった人がたくさんいます。
小さい頃受けた傷はだいたいが両親からです。
「だったら自分の選択は関係ないじゃない、親のせいでしょ?」
と思いたくなるところですが、この両親も過去世からの課題を今生で克服するために、
自分自身が選んで生まれてくるのだそうです。そして、その状況を引き寄せているのだと。

何か周りで出来事があった場合、その反応の仕方は人それぞれ違います。
ある人には、別にどうって事のない出来事。
ある人にとっては、思いっきり考え込んでしまう出来事。
また別のある人にとっては、怒りや苛立ちを覚えるような出来事かもしれません。

同じ出来事が起こっても、その人がどういう思い込みを持っているかによって違います。
例えば、会社内の掃除の話だとします。
この会社では、特に掃除当番など決まってません。
各自に任せられています。
そして暗黙の了解で新人が掃除をするという事になっていたとします。

気の利くAさんは、気になる場所などあると暇な時間を見つけ、掃除をしています。
持ってる思い込みは「綺麗な空間は気持ちがいい」とかで自分がやりたいと思ったからしています。
全く気にしないタイプのBさんは、汚れていても散らかっていても全く気付かないので、掃除はやりません。
持ってる思い込みは「会社なんてこんなもんだ」で散らかっているとは思わないので掃除をしません。
気づいてはいるが、「掃除は新人の役目なのだから、私がやる必要はない」と思って気になるけどやらなかったり、「新人がやれ」と思いながら時々掃除をしているCさん。
持ってる思い込みは「掃除は新人がやるべきだ。」です。自分のやるべき事ではないと思うので、掃除をしても何か気持ちがスッキリとしません。

上の例えで考えるとストレスが貯まるのは当然Cさんです。
「新人のMさんはなんでこんなに汚れているのに、掃除をしないの?」
「掃除もあなたの仕事よ、あなたがやるべきではないの?」などなど考えそのうち、Mさんに対して怒りを覚える様になるかもしれません。

Cさんが選んだ「掃除は新人がやるべきだから、私はやらない」という思いと行動の結果は、苛立ちや怒りでした。
この「新人がやるべきだ」の中には色々な思いが込められています。
「新人の仕事を私がやったら新人になめられる」
「新人の仕事を私がやったら、新人を甘やかすことになる」
「新人の仕事を私がやったら、暇な人(仕事のできない人)だと思われる」
そんな事は誰も考えてないかもしれませんが、本人がそう思っていればCさんの世界ではそうなのです。

もしかしたらCさんは幼い頃に自分より下の子に優しくしたために、何か嫌な目にあった事があるかもしれません。
また、過去世で人の為にした事で自分が命を落とすような結果になった事がある為に「人のために何かをすると自分が損をする」
という思い込みを持っているのかもしれません。
そして、この思い込みを克服するために、幼い頃の嫌な出来事を引き寄せ、Mさんを引き寄せ、状況を引き寄せたのかもしれないのです。

自分にある思い込みから起こした行動の結果を引き受けるのは自分です。
誰のせいでもありません。
気の利かない新人のMさんがいけないのかもしれませんが、同じ環境で仕事をしているAさんやBさんは別に、お掃除の件ではストレスになってはいないのです。

でも「自分が悪いからいけないんだ」なんて思わないで下さいね。
この状況から学べる事を学んで、克服するために今の状況があるのですから。
自分を責めるのではなくて、自分と向き合い、なぜこんなふうに思う事になったのかをきちんと見極めて、そんな自分を許す事から癒しは始まっていきます。
そうして、自分が癒されると自然に周りも変わっていきます。
自分を許せれば、他人もまた許す事ができるようになります。

私達が自分で選んだもの(思い)が自分を苦しめているのなら、選ぶものを変えればいいんです。
無意識の内に選んでいたのなら、その無意識のパターンに気がつきましょう。
そして意識的に選んでいくうちに、きっとその思いはあなたにとって本物になります。

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