去年のドラフト（１）

・1巡OT D.J.ハンフリーズ（フロリダ大）　出場なし
・2巡OLBマーカス・ゴールデン（ミズーリ大）　4サック
・3巡RBデビッド・ジョンソン（ノーザンアイオワ大）　合計13TD

□
去年のドラフトを振り返ってみよう。

2015シーズンの結果だけでなくついでだからドラフト時の評価も併記して掘り下げよう、ってなったらけっこうな長さになってしまったので二分割。


□
1巡24位　74　OT　D.J.ハンフリーズ（フロリダ大）
イイイイ・イイイイ・イイイイ・イイイイ
（プレイオフ：イイ）

ドラフト時の評価「40ヤード5.12秒。アーリーエントリー。フロリダ大には3年間しか在籍していなくてまだ21歳。入学1年目から試合に出場、通算29試合（19先発）。運動能力が高いランブロッカーだけど相撲の突っ張りのようなブロック方法は指導で直したほうがいい。大柄な体格で素晴らしい運動能力。まだ発展途上ではあるがNFLでLTになれるだけの要素をすべて備えている」。

1年目は全試合インアクティブ。でもチーム内での評価は着実に上がってて2016年は先発RTの有力候補。


□
2巡58位　44　OLB　マーカス・ゴールデン（ミズーリ大）
○○○○・○◎◎◎・○○○◎・◎○◎イ
31タックル　4サック　4TFL　2FF
（プレイオフ：◎◎　10タックル　2TFL）

ドラフト時の評価「40ヤード4.74秒。2014年は10サック、20TFL。タフ、ハードワーカー、ファイター、リーダーと試合に対する取組に対して評価が高い。反面運動能力はそれほど高くなく行動範囲が狭い」同僚DEシェーン・レイ（DENの1巡23位）目当てでミズーリ大の映像を見ていたエイリアンズHCの目に留まり指名。

シーズン中盤から存在感が出てきた。最近アリゾナがドラフトしたOLBはパスラッシャーとしての賞味期限が1シーズンだけなので2年目以降もサックを積み上げてほしい。


□
3巡86位　31　RB　デビッド・ジョンソン（ノーザンアイオワ大）
○○○○・○○○○・○○○◎・◎◎◎◎
ラン125回581ヤード（平均4.6y）　8TD　2ファンブル（0ロスト）
パスキャッチ36回457ヤード　4TD　1ファンブル（0ロスト）
キックオフリターン22回平均27.2ヤード　1TD（108y）
（プレイオフ：◎◎　ラン30回95ヤード1TD、15キャッチ111ヤード）

ドラフト時の評価「40ヤード4.50秒。通算49TDを記録。大学時代のラン平均獲得ヤードが5.6ヤード。しかもパスキャッチも上手い。巨体でタックル後にヤードを稼げる。パスキャッチ後はLBを置き去り。加速力はあるけど一瞬のクイックネスは持っていない。ブロックも苦手」。

開幕週でさっそく55ヤードのTDキャッチ、第2週では試合開始直後に108ヤードのキックオフリターンTD。その後も快調にTDを重ねていきクリス・ジョンソンの負傷離脱後は先発に昇格して第15週では47ヤードTD含む187ヤード3TDの大暴れ。Divison I-AAのRBを3巡指名ってどうなのよって感じだったのが、いまになってみればよく3巡で獲れた素材だなと。ランはパワーとスピードがあってスイスイ進むし、パスキャッチも凄く上手い。当分アリゾナのオフェンスの中心のひとりになりそう。