痛快でした。いろんな意味で。
こんな面白い試合をやってくれたアリゾナ及びパッカーズのすべての選手に感謝です。
両チーム合わせて90点を超えるという無茶苦茶な試合に相応しい幕切れでした。なんなんだこれは。
決勝点になるはずのFGをラッカーズが外した時点でOT負けを覚悟したけどすごく面白い試合を見ることができたからまあいいやという清々しい気分でしたが、まさかの結末に放心状態です。
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3Q途中まではほぼ完璧なゲーム運び。今シーズンはGBに2試合とも惨敗してたけどモメンタムさえこっちにあればあっという間に得点を重ね相手は簡単なパスを落球するという理想的な展開。
さすがウィゼンハントHCはきっちり準備してきてましたね。オフェンス最初のプレーでの複雑なフォーメーション・シフトにまずシビれました。そのあとゴール前ではDEドケットとNTワトソンのディフェンス巨漢をダブルFBで起用してのハイタワーのTDラン。
さらには失敗に終わったけどフリーフリッカーもやったしリバースもやった。それと今日はFBクライダーを出場登録してたのに3番手RBライトをFBに入れて4番手RBのLSHをテイルバックに入れたら普通はどっちかにスクリーンパス投げるだろうと思うのにLSHに持たせてロングゲインとか、かなりの工夫をしてた。ただし手を使い切ってしまったのか後半は変わった用兵は見あたらず。
ボルディンが負傷欠場だったけどそのぶん3番手デュセットが頑張りました。途中ワーナーに怒られてたりもしたけど2TDレセプションしたし随所で貢献してた。最近になってようやくドラフト3巡らしい働きができるようになった。フィッツジェラルドは神業キャッチは凄かったし、ブレストンもすごく良かった。
RBウェルズもロングゲインが2回。重心がぶれないからボール持って走る姿がカッコいい。
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後半もけっこう余裕の気持ちで見てたんですけどね。レギュラーシーズンでHOUに21点リードを追い付かれても結局は勝ったしほかにも大量リードを縮められても勝ったことは何回もあるから信じてた。
3TDリードにしたあとTD1つ返されオンサイドキック成功されてまたTDやられて7点差にされてもまだ大丈夫と思ってたし実際すぐにフィッツジェラルドのTDでリード広げたし。そのあと同点に追い付かれてもまだ大丈夫だよちょうどいい時間残ってるし、と。FG外して初めてヤバイと思ったわけで。
FGは外れてしまったけど最後の2分は震えました。あの緊張感の中でのブレストンとデュセットのキャッチには興奮しました。しかしまあKラッカーズはあれが唯一の欠点なんですよね。やっぱり荷が重かったかも。
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ディフェンスは1Qのうちに1INTと3サックを奪うという出足の良さだったけど3Q・4Qは相手QBにほとんどプレッシャーもかからずポンポンとパスを通されるという最近の悪い癖がまた出ました。
ニッケルCBのアダムズが何回も反則取られたのは相手がそこを狙ってきたんだから仕方がないんで責める気にはなれないです。それよりも最後のILBダンスビーのリターンTDはアダムズのFFがきっかけだったと知ったときには感動しました。
序盤はDEドケット、ILBダンスビー、OLBベリーという先週休みをもらった3人が活躍してました(もう1人休みをもらってたSSウィルソンはあまり目立ってなかった)。ここは温存が功を奏した感じ。特にダンスビーはINTに繋がるデフレクト、FF、仕上げのリターンTDという大活躍。
左手親指骨折のDEキャンベルは出場はしたけど先発はアラン・ブランチがやっててこれがまた良い働き。ドケットやNTワトソンとともにラインを支えてました。
DRCはケガの影響はまったく感じませんでした。いつもは左サイドに陣取ってることが多いけど今日は左右関係なくWRドライバーのいる側を守ってたみたい。FSロールは2回タックルミスしてたからこっちはケガの影響あったのかも。マクファデンはあのタックルミスはいただけない。
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アリゾナとセインツが対戦(レギュラーシーズンではなかった)したら壮絶な空中戦になるんじゃないかと楽しみにしてたんですが、その期待をプレイオフ1回戦でのパッカーズとの試合でもう叶えてくれました。来週もこんな試合になったら悶絶します。今日のところはこれでお腹いっぱい。
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