アリゾナマニアの知ったか発言集

CIN戦のAftermath

・QBドッブスは2インターセプト(1リターンTD)と1ファンブルロスト
・CBは新人クラークに代わってハミルトンが先発した
・TEザック・アーツが今シーズン初TD


□A Tale Of Two Quarterbacks, And Bengals Aftermath (チーム公式サイト10月8日日曜の記事)

・ジョシュア・ドッブスとジョー・バロウを取り巻いてきた境遇はこれ以上ないほど離れている。バロウはベストQBの1人だ。ドッブスはまだNFLでの経験が不足したままなのでプレーするたびに効果的な仕事ができると考えるのはフェアではない。

 だが今のアリゾナにはミスをするだけの余裕はない。WRジャマー・チェイスのようなスーパースターに好き放題させるわけにはいかない。ジョナサン・ギャノンHCは試合後の会見で間違いなくそのことを伝えていた。そして彼らはターンオーバー・バトルで負ける余裕はない。

 ドッブスはCIN戦の敗戦でもがいた。彼はQBが責任を負わされると分かっている。WRハリウッド・ブラウンへビューティフルなTDパスを通した。しかし良いパスがブラウンに行けばもう1つTDできたロングパスをミスした。2インターセプトを喫し(正直に言えばあと2つか3つやられていたかもしれない)、ファンブルロストもした。

 ドッブスは「試合序盤から良いプレーをしてクリーンな試合運びをするのがオレの役目で、そうすれば試合を通してもっと成功できる」。

 QBカイラー・マレイが復帰する可能性があるので毎週彼に注目が集まることになるだろう。彼の復帰は1ヶ月以上先かもしれない。ドッブスは2試合続けてみすぼらしい成績を残す選手ではないと信じているが、QB主体のリーグではもうそういう余裕はない。いつまで彼がセンターの後ろにいるにせよ、チームには彼がそういう選手である必要がある。

 (ペツィングOCのスキームが対策されててドッブスはそれを上回るプレーをできなかったということかもしれない。にしても雑だったしミスが多かった。でもハリウッドへの浮かせたTDパスは見事だった)。


・ベテランCBアントニオ・ハミルトンが新人CBキートレル・クラークに代わって先発した。クラークも出番が多かったがそれはハミルトンの二度の一時退場(足首と脳震盪のチェック)とSジェイレン・トンプソンが負傷退場(ハムストリング)したためだ。

 ギャノンHCに先発交代の理由をCINとの組み合わせ上のことなのかクラークのプレーからなのか聞くと、「その両方の少しずつだ」という答えだった。

 ハミルトンは開幕からの4試合はディフェンスでの出番はわずかだった。先発のままでいられるかどうかという質問には何も答えなかった。「分からない。オレはコントロールできない。自分にできるベストを尽くすだけだ」(ハミルトン)。

 (負傷以外での先発交代。実力が同じくらいだから、経験なのかラン守備能力なのかハミルトンの何かを買って先発起用したということ)。


・CINのWRジャマー・チェイスは自分のプレーを簡潔に評価した。「楽しかった。楽しんでいるときは楽しいんだ」。15キャッチ192ヤード3TDしたならそうだろう。


・後半開始早々のチェイスの63ヤードTDキャッチはCover 2 zoneで、第2週NYG戦でやられたものと似ているところが多い。あのプレーがアリゾナのディフェンスの水門を開いたように見える。

 (後半開始早々にロングパス通されてそこから崩れたというのは共通してる)。


・QBドッブスのpick-6は痛かった。アリゾナのディフェンスが感動的なgoal-line standをした直後だっただけになおさらだ。Sケイボン・ウォレスはその4th-downでタックルしたしインターセプトもあったが、この日のヒーローになる可能性を失った。


・RBジェームズ・コナーがどうなるか今後注視することになる。欠場となれば大きな問題だ。Sジェイレン・トンプソンについても同様だ。


・Kマット・プレイターがextra-pointを外したのはホルダーの新加入Pブレイク・ギリキンと関係があるのかどうか分からない。だがギリキンは4回のパントで平均54.8ヤードというとんでもない加入初戦の成績だった。ただネット平均は37.8ヤードだった。

 (飛ばしすぎてガンナーが全然追いつけずにリターンされるのはいただけない。ネット平均との乖離にはっきりそれが出てる。次週どう改善するか)。


・TEザック・アーツが今シーズン初TD。感情的にボールをスパイクしたことが彼にとっていかに重要なことだったかを示している。それまでにTDできそうなパスを2回落球した。


・新人WRマイケル・ウィルソンは前週活躍したがこの日は試合残り3分までパスターゲットにならなかった。1キャッチ18ヤードだが空中で激しく叩かれてもボールを保持した素晴らしいプレーだった。

 オフェンスは毎週1人の選手に集中することはないだろうからウィルソンは今後はもっと早くパスターゲットになるだろう。


・2年目ジェシー・ルケタが初先発した。本来のOLBではなくFBで。

 (最初のプレーでFB置いたし、3TEセットもやったしランブロック重視してた)。


・元アリゾナのFSクワミー・ラシターは4年前に心臓発作で急死した。彼の息子のクワミー・ラシター・IIがCINのPSにいてアリゾナ戦に出場した。CINはラシター・IIを試合前のコイントスに送り出しただけでなく、試合が決したあと彼へ2ヤードパスを通して父親が多くの思い出を作った街でNFL初キャッチをさせた。素晴らしいジェスチャーだった。

 (対戦相手が亡き父親の元所属チームだからとPSの選手をコイントスのメンバーに入れるなんてCINのコーチングスタッフも粋なことをする)。


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