後任HC探し

・後任HCとして名前が挙がっているのは現時点で8人
・バンス・ジョセフDC含めてそのうち6人がディフェンス畑

□As Coaching Search Moves On, Kyler Murray Factor Looms　(チーム公式サイト1月18日水曜の記事)

・モンティ・オッセンフォート新GMは2021年の開幕週はTENのフロントオフィスの一員としてプロボウルQBカイラー・マレイが相手をズタズタにするTENにとってお粗末な展開の試合を見た。

　それがオッセンフォートのマレイの主な記憶だ。その試合でマレイは4TDを投げ、ランで5つ目のTD。最後はスクランブル能力を生かしてポケット内を動き回りWRロンデール・ムーアへとんでもないパスを通した。

　そのマレイは膝ACL断裂の修復手術からまだ数週しか経っておらずリハビリのプロセスは始まってもいない。

　しかし次のHCを探しているチームとオッセンフォートGMにとって、その誰かを決めることにマレイが関わってくる。

　オッセンフォートGMは「我々はこの組織全体を統率できるHCを探している。選手全員を成長させることができるHCを探している。カイラーはその大きな部分だ」。

　「適切なHCが欲しい。オフェンシブなHCかディフェンシブなHCかは正直問題では無い。最高のHCが欲しいし、組織としてどうあるべきかというプランもある」。

　オッセンフォートがGMに決まったのでHC探しが活発化している。

　内部候補のバンス・ジョセフDCとは水曜に面談した。前INDのHCだったフランク・ライク（アリゾナのアシスタントコーチだったこともある）と火曜に面談したと報じられていて、DENのエジロ・エベロDCとの面談を目指している。水曜午後にDETのアーロン・グレンDCとの面談許可を要求したというニュースが出た。

　それより前にはデメコ・ライアンズ（SFのDC）やショーン・ペイトン（前NOのHC）を狙っていると報じられた。ただペイトンがアリゾナに来る可能性は低いと思われる。

　候補者リストが増えるのは驚きではない。プレイオフでファイナル8に残ったチームのコーチングスタッフでHC候補として面談を受けるのはデメコ・ライアンズだけになりそうだ。

　この中でライクとペイトンの2人だけがオフェンシブ畑のHCだ。仮にディフェンシブ畑のHCになれば新OCが誰になるかが注目される。QBマレイを成長させてナッシュビルでTENを倒したときのような姿に戻す必要がある。

　それはマレイが復帰するまでは起こらないことだ。リハビリのタイムラインが決まるまでオッセンフォートGMも知ることができない。

　「我々は彼がヘルシーになるために全力を尽くしたい。彼をフィールドで見たい」（オッセンフォートGM）。

　「私はヘルシーだったカイラーがしてきたことを見てきた。彼は足も腕も非常に才能に恵まれている。負傷は我々にとって大きなチャレンジだ。そのための準備はするが、まずカイラーがヘルシーになり可能な限りの方法で彼を助けることが先決だ」。


　（マレイの能力を生かせるOCの人選も重要）。


□Reports: More Potential Coaching Interview And Help For GM　（チーム公式サイト1月21日土曜の記事）

・HC候補との話し合いは続いている。土曜になりDALのダン・クインDC（元ATLのHC）との面談許可を申請したというニュースが出た。DALは日曜にSFと対戦する。

　これで面談した・面談許可を申請した候補は8人だ。バンス・ジョセフ、ショーン・ペイトン、デメコ・ライアンズ、ブライアン・フローレス、エジロ・エベロ、フランク・ライク、アーロン・グレン、ダン・クイン。

　それからDETのdirector of college scoutingのデイブ・シアーズをGM補佐として雇う予定であると土曜に報じられた。これまでアリゾナはGM補佐を置いておらず、クエンティン・ハリス副社長とエイドリアン・ウィルソン副社長がスティーブ・カイム前GMの主なアドバイザーだった。。ハリスとウィルソンの肩書きは現在も変わっていない。


　（アリゾナの新HCが決まるのはだいたいいつも最後のほう。仮に本命がライアンズならSFのプレイオフの戦績次第で2月にずれ込む可能性がある）。