アリゾナマニアの知ったか発言集

7巡モック

アリゾナ地元紙の7巡モック。1巡24位はRBメルビン・ゴードン(ウィスコンシン大)。2巡でILB、3巡でCB。


Arizona Cardinals 2015 round-by-round NFL mock draft
http://www.azcentral.com/story/sports/nfl/cardinals/2015/04/15/arizona-cardinals-2015-round-by-round-nfl-mock-draft/25771109/

アリゾナ地元紙の7巡モック。

一昨年はOLBアレックス・オカフォーとRBステパン・テイラー指名を的中させてる(巡位は違ってたしライターも今回違う人だけど)。


1巡24位 RB Melvin Gordon(6-1、215、ウィスコンシン大)

RBエイドリアン・ピーターソンのトレード獲得が出来ればもちろん別のポジションになるが、RBゴードンの指名はアリゾナのランニングゲームの問題を解決する。現在アリゾナにはタフでゴールライン際の短いヤードを進めるような信頼できるthree-down backが欠けている。ゴードンはランで昨年2,587ヤード走り1988年のバリー・サンダースのFBS記録である2,628ヤードに迫った。最優秀RBに送られるDoak Walker Awardを受賞、6試合で200ヤードを超え29TDは全米1位。ゴードンを指名してもアンドレ・エリントンの出番がなくなるわけではない。pass-catching threatとchange-of-paceで有用である。ゴードンはパスキャッチはそれほど上手くないしファンブルが多くパーフェクトな選手というわけではないがアリゾナのオフェンスに信頼できる衝撃(dependable jolt)をもたらす。1巡はRBでなければLBかパスラッシャーかCBだろう。


2巡55位 ILB Stephone Anthony(6-3、245、クレムソン大)

ILBダリル・ワシントンはいつかはNFLに復帰するだろうが、だからといってアリゾナがILBの補強をすることを排除するわけではない。ワシントンがいつ復帰できるか不明で、FA加入のショーン・ウェザースプーンに期待するしかない。ケビン・ミンターはここまで期待外れ。ラリー・フットは去年素晴らしい驚きだったがコーチ業を歩み始めている。ILBアンソニーはスピードのあるハードヒッターで指名すれば層が厚くなる。40ヤード4.52秒のスピードに加えて37インチのジャンプ力でパスカバーもできる。クレムソン大では同僚OLB Vic Beasleyの影に隠れているがAll-ACCのfirst-team選出、Dick Butkus Awardではsemifinalistに入った。2013年には131タックルを記録している。適切な指導があればthree-down ILBとしてNFLで先発できると思う。ワシントンが3~4試合の欠場で済むならアンソニー指名は良い補強だ。ワシントンが8試合出場停止になればアンソニー指名は素晴らしい補強だ。



3巡86位 CB P.J. Williams(6-0、195、フロリダ州立大)

今年アリゾナがドラフトでCBを指名するのは間違いない。ウィリアムズは最近DUI(酒気帯び運転)で逮捕されて係争中。ドラフト1巡のポテンシャルがありながら評価が下がっていて3巡で指名できるかもしれない。不祥事を起こした過去を持つ選手に再チャンスを与えるチームとそうでないチームがあるが、アリゾナは3年前にFSタイラン・マシューを指名した実績がある。ウィリアムズは2013年のBCS National Championshipオーバーン大戦でDefensive MVPに輝き、40ヤードは4.45秒、垂直跳びは41インチ。長身でウェイトもあってスピードもありすぐにNFLでインパクトを残せる。タックルも好んでするので将来的にSとして考えるチームがあるかもしれない。マシューのときのように1巡級のタレントを3巡で指名することが出来るかもしれない。そのためには調査をしてリスクではないと確認することだ。3巡よりも前にCBを指名していた場合はスピードのあるWRかOLを指名するのではないか。候補はC Reese Dismukes(オーバーン大)やC Hroniss Grasu(オレゴン大)だ。


4巡123位 C Shaquille Mason(6-1、301、ジョージア工科大)

チームはドラフトでCを指名する必要はないと判断するかもしれない。層もある。だがこのチームには真正のCはいない。メイソンは大学で27試合連続で先発Cを務め今年のドラフトでも最もパワフルなdrive blockerの1人だ。姿勢が低く1対1ではほとんど勝つ。手の使い方も巧い。パスブロックもこなすが大学で優秀なパスラッシャーとはあまり対戦してこなかった。力強さとfootball IQがあるので4巡指名の価値がある。解雇したCライル・センドラインと再契約するかは疑わしい。メイソンは理想的な後継者だ。


5巡159位 WR Vince Mayle(6-2、224、ワシントン州立大)

5巡が今年のドラフトの分岐点になる。OLかもしれないしOLBかもしれないし未完成なパスラッシャーかもしれない。今年のドラフトでWRを指名するのは確実。解雇したWRテッド・ギンの代わりになるようなリターナーとして実績のある選手を指名するかもしれないが、メイルは去年106キャッチを記録。元バスケットボール選手で信じられないキャッチをするなどドラマティックな特性を持つ。あとは少しの指導とウェイトルームでのワークが必要なだけだ。エイリアンズHCのオフェンスにフィットするWRではないだろうか。去年のドラフト1巡Sディオン・ブキャノンと同じワシントン州立大なので情報も豊富だ。NFLでもチームのNo.1かNo.2のターゲットに早々になれそうだ。アリゾナはWRマイケル・フロイドにまだ確信が持てず、WRラリー・フィッツジェラルドの年齢が若くなることはない。


6巡198位 DT Derrick Lott(6-4、314、テネシー大チャタヌーガ校)

大学時代はケガに苦しんだ。最初はジョージア大に加入した。非現実的なパワーとテクニックで開花。パスラッシュ能力が高くmultiple moveやcounterでブロッカーを抜いてバックフィールドに躍り出る。3-4のDEに適しているという評価だがシステム次第ではDTもできる。アリゾナはDTの層が薄くパスラッシュも必要としている。6月に25歳になるのでドラフト候補としては少し年齢が高いがNFL級の能力は持ち合わせている。スター選手にはなれないかもしれないがサイズ、力強さ、ディフェンスの一員として奉仕する成熟がある。


7巡241位 OT Jamon Brown(6-4、323、ルイビル大)

7巡まで残ってないかもしれない。先発争いできるまでには少なくとも1年か2年必要だろう。横幅がありOTとOG両方出来てOLの層を厚くしたいチームには価値のある指名になる。巨体の割に爆発力があり構えからロケットのように発射できる。パスラッシャーの向きを変える能力がある。パスブロッカーとしてはまだ準備が必要でウェイトトレーニングも必要だが恐ろしいほどのポテンシャルだ。


7巡256位 DE/OLB Deion Barnes(6-4、260、ペン州立大)

今年のドラフトで全体最後の指名。もしここまでにOLBを指名していないならチャンスだ。未完成だがスペシャルチームではすぐに使える。上半身の力強さは不足していて3-4のOLBで起用するには時間と忍耐が必要だ。スピードがありTEとのもつれ合いを好む。1年に2度TEジミー・グレアムと対戦するチームには価値ある選手になれる。



コメントが好意的なこともあってまんまこの指名でもいいかなと思えてくる。

でも1巡RBってのはまだちょっと抵抗がある。

3巡CBウィリアムズは今月DUIで逮捕、去年の10月には免停中に交通事故を起こしてる。これだけでFSマシューと同じ問題児扱いされるのはかわいそう。不祥事レベルではWRマイケル・フロイド(ドラフト前に無免許運転とDUIで合計3回の逮捕歴があった)に近い。マシューもフロイドもアリゾナでは真面目にやってる。

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