アリゾナマニアの知ったか発言集

スティーブ・ウィルクスHC解任

・スティーブ・ウィルクスHCを1シーズンで解任
・3勝13敗。多くのスタッツがリーグ最下位。総得失点差-200
・DEマルボーがパントブロックしてLBガーデックがリカバーTD
・Kゴンザレスは残り2分で55ヤードFGを決めて同点にした
・QBローゼンは18/34、149ヤード、1TD。7被サックで1ファンブルロスト

□Steve Wilks Out As Cardinals Coach (チーム公式サイト12月31日月曜の記事)

スティーブ・ウィルクスHCを1シーズンで解任。3勝13敗でリーグ最低勝率でした。

「オフェンスとディフェンスの成績、そして彼の2019年に向けてのプランが支持したいと思えるものではなかった。我々やファンが期待するタイプのフットボールを取り戻したい」(マイケル・ビッドウィル社長)。

チームで1シーズンで解任されたHCは1952年に4勝8敗だったJoe Kuharich以来。

ビッドウィル社長はスティーブ・カムGMについては2013-2017年の5シーズンで50勝したチームの設計者でありブルース・エイリアンズ元HCを自身とともに選んだ人物で信頼していると強調。

カイムGMは自身の責任について問われると「かなりあると思う」と認めた。「ロースターの強みではなく穴をを見つめなければいけない。改善点は分かっているつもりだしこの状況を変える自信がある」。

選手をほぼ変えずにディフェンスの基本スキームを3-4から4-3に変更したことが行き詰まりの原因である発言。「まともな勝負にならなかった試合がいくつもあり正直チームとして成長しているとは感じなかった」(カイムGM)。

オフェンスはラン攻撃、パス攻撃、3rd downコンバージョン、平均得点がリーグ最下位。ディフェンスもラン守備が最下位。得失点差はマイナス200。

DEマーカス・ゴールデン:「こういうことはいつでも起こりうる。彼(ウィルクス前HC)は毎日一生懸命やってたからオレは彼をリスペクトしている」。RBチェイス・エドモンズ:「スティーブ・ウィルクスはオレたちが残したよりもっと良い成績に値していた」。


(OCにしたマイク・マッコイがハズレだったことや前年までのエースQBが引退したことは同情するけど、ホルコムDC含めた本業のディフェンスもやろうとしてることは面白かったけどランでもパスでもときどき大穴が開くのを最後まで修正できなかった)。
(1年で解任というのは冷酷だけど、次の年に良くなるという兆しがあまり見えないままだった。解任やむなしだと思う)。


□Battle In Seattle Still Ends In Loss For Cardinals (チーム公式サイト12月30日日曜の記事)

CBパトリック・ピーターソンは今シーズンを「ローラーコースター」と表現した。RBデビッド・ジョンソンも同じフレーズを使った。「F-16戦闘機にまた乗っている気分だった。タフなシーズンだった」(ジョンソンは過去に空軍のF-16に乗ったことがある)。

カーディナルスはSEAの本拠地でアップセット手前までいった。しかしシーホークスに再び終了間際の決勝FGで負けた。リーグ最下位の3勝13敗で4月のドラフトでの全体1位指名が決まった。

試合後はスペシャルチームの活躍よりもWRラリー・フィッツジェラルドの最後のユニホーム姿かもしれないことが話題の中心だった。それはスティーブ・ウィルクスHCの処遇も影響する。

ウィルクスHCはまだスティーブ・カイムGMやマイケル・ビッドウィル社長と将来的な話し合いはしていないと言っていて、月曜にその場が設けられる見込みである。


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Kゼイン・ゴンザレスは試合時間残り2分を切ってから55ヤードFGを決めて同点にした。相手QBラッセル・ウィルソンを6回サックした。スペシャルチームではDEキャメロン・マルボーがパントブロックしてLBデニス・ガーデックがリカバーTD。ガーデックはFGに繋がるパントブロックもした。WRファロー・クーパーは45ヤードのパントリターンでFGに繋げた。

リーグ1位のSEAのラン攻撃を止めることはできず182ヤード進まれた。WRテイラー・ロケットに2度パスカバーを崩されて序盤の29ヤードTDキャッチと最後の決勝FGに繋がる37ヤードキャッチをやられた。

QBジョシュ・ローゼンはこの試合でも良かったり悪かったり。18/34、149ヤード、1TD。インターセプトは無かったが危ないパスが数回あり、4Qにファンブルロストして一旦勝ち越されるFGになった。「いろいろなことがあった。学ぶことは多い」(QBローゼン)。

WRフィッツジェラルドは左手一本でキャッチした15ヤードTDをするなど4回36ヤードというスタッツ以上に良かった。インコンプリート判定になったがサイドライン際での素晴らしいプレーもあった。来シーズン現役続行するかどうかはまだ決めていない。

チームがこれから決断することがどう影響するか不明だ。選手はウィルクスHCを人としてもコーチとしても好んでいる。Sトレ・ボストンはUFAになる予定だが移籍するとしてもウィルクスの留任を願っている。

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