・ペツィングOC効果でオフェンス好調、RBコナーはラン318ヤードでリーグ3位
・ラン攻撃のコンタクト前獲得ヤードがリーグ1位。OLもスキームも良い証明
□The Petzing Effect, And Friday Before The Bengals (チーム公式サイト10月6日金曜の記事)
・アリゾナのオフェンスはここまで好成績だ。ドリュー・ペツィングOCは「パーフェクトではない」と最初に言った。
「進歩に勇気づけられるが、まだ道のりが長いことを私は知っている。結果に関係なくそれがメッセージであり続ける」。
ラン攻撃が好調でRBジェームズ・コナーはラッシングでリーグのトップ3。ペツィングOCとスタッフは8月下旬加入のQBジョシュア・ドッブスをリーグでも最も効果的なQBの一人になる手助けをした。
アリゾナはオフェンスのDVOA(Defense-adjusted Value Over Average)がリーグ6位。7位がPHIで8位がKCだ。
ペツィングOCはこれまでコーディネーターをしたことが無かったにもかかわらずいずれヘッドコーチになりそうな人物として何度か名前が浮上しているのは驚くことではないのかもしれない。
そういう話をするのはまだ少し早そうだが、ペツィングOCの影響力に疑いの余地は少ない。オフェンスはまだQBカイラー・マレイが復帰していないがクリフ・キングスベリー前HCのものとはかなり違うようだ。Next Gen Statsによるとアリゾナは32.6%でプレーアクションをしていてリーグで一番多い(リーグ平均は22.5%)。
去年のアリゾナはプレーアクションはわずか16.6%だった。
QBドッブスはペツィングOCについて「彼はクリエイティブで素晴らしい仕事をした。彼はこのチームのplaymakerたちを活躍できるに場所に配置するという素晴らしい仕事をした。それは選手としてもQBとしてもOCに求めているものだ。ディフェンス相手に効果的になるよう多様な外観にして、試合をやりやすくしてplaymakerの手にボールを渡す方法を見つけ出す。オレたちはそれをやってきた」。
OLはヘルシーを維持していて堅実だ。アリゾナはラン攻撃でのコンタクト前の平均獲得ヤードが2.4で第4週終了時点でリーグ1位だ。これはOLとペツィングOCのスキームの両方を物語っている。RBジェームズ・コナーはワークホースだ。WRのハリウッド・ブラウンとマイケル・ウィルソンは好調だ。QBドッブスも良い。そしていずれ戻ってくるQBカイラー・マレイがこのオフェンスでどんなプレーを見せるのか。
ペツィングOCはその可能性を興味深いものにしている。
(ラン攻撃のコンタクト前の獲得ヤードが多いというのはブロックとスキームが良いということ。OGのプルアウトが効いてるしTE勢も良いブロックしてる)。
(ペツィングOCは去年までCLEのQBコーチだった。だから今週の対戦相手CINのディフェンス対策は練りやすいはず)。
(RBコナーはラン獲得318ヤードでリーグ3位タイ。1位がSFのクリスチャン・マカフリーで2位がPHIのディアンドレ・スウィフト)。
・アリゾナは1勝3敗だが世間の予想以上のものを見せている。今週の対戦相手CINは1勝3敗で期待を下回っている。その多くはQBジョー・バロウのふくらはぎの問題が長引いていることに起因している。バロウは今週ふくらはぎはパスを投げることに影響はないがポケット内で動いたりスクランブルするのは難しいと発言した。興味深いことにバロウはinjury reportに名前がない。今週の試合ではどうなるだろうか。
・WRハリウッド・ブラウンはこのオフェンスでどんどん良くなっている。21キャッチと239ヤードはともにチームトップ。彼は契約最終年なのでCARがトレードでの獲得に興味を示しているという噂が出るのも驚くことではないのかもしれない。
ブラウンは「オレはそれを見ていない。オレの関心はそこにはない。オレはCIN戦に焦点を合わせている。オレはカーディナルスの一員だ」。
(条件次第ではやりかねない。マレイの復帰を一番待っているのはハリウッドのはず)。
・アリゾナはペナルティが多すぎる。フラッグを投げられたのが39回でGBと並んでリーグで最も多く、acceptされたのが34回でCARと並んでリーグで一番多い。
(acceptが文字通りの意味ならフラッグを投げられた回数と反則を取られた回数を数えた統計があることになる)。
・4試合でアリゾナは2Pコンバージョンを4回狙って成功したのは1回のみ。ギャノンHCは「望んだ成功率ではないので、少し時間を使って適切な位置に選手を配置しなければならない」。
(3rd-downコンバージョンが42.9%、4th-downコンバージョンが50%なのに2Pは成功率が低い)。
・SF戦でアリゾナは自陣深くでフェイクパントをして成功した。スペシャルチーム・コーディネーターのジェフ・ロジャースはプレーブックにいくつのフェイクプレーがあるのかと聞かれると「Hundreds(何百もある)」。「選手がそれらすべてに備えていることを願うよ」。
(2Qに自陣21ヤード地点の4th-and-2yでILBエゼキール・ターナーにダイレクトスナップして2ヤードゲインというギリギリぶりだった。先にSFが4th-downギャンブルしてきたので意趣返しの意味もあったのかな)。
(Pアンディ・リーはもういないのでパンターのパスは使えそうにないけどアイデアは豊富にあっていろいろ企んでるみたい)。
・アリゾナは今週は上下とも黒のユニホームを着用する。
(新ユニホームで初めてのサードジャージ着用。なので今週は平日の練習からヘルメットも黒をかぶってる)。
・今週から新しいセキュリティ検査機が導入されたので観客は入場時にポケットを空にしたり透明なバッグを置いたりする必要がない。
(ほぼ手ぶらで、手荷物の応援グッズは透明なバッグに入れないといけないらしい)。
・ディオン・サンダースがHCを務めるコロラド大が今週アリゾナ州立大との対戦のためにこの街にやってくる。サンダースは現役時代にカーディナルスと16回対戦していて、9勝は個別チームで最多だ。
(カレッジといえば今週は元QBのカート・ワーナーの息子とジョシュ・マカウンの息子が対戦するというすごい話題もある。ワーナーの息子のE.J.ワーナーは今年開幕からテンプル大の先発QB、マカウンの息子のオーウェン・マカウンはテキサス大サンアントニオの控えQBながら負傷代役で今週先発する。左投げらしい)。
・最後の言葉はWRハリウッド・ブラウン。日曜日に勝利することがどれだけ重要かという質問に「勝利は記録として大きなことだ。でもチームの士気と自分たちがやってきたことは揺るぎないものだと感じている」。
ブラウンはコーチングスタッフについてこう付け加えた。「オレはみんな大好きだ。オレたちはみんな同じ考えを持っていると感じる。オレたちはみんな同じ望みを持っている」。
・ラン攻撃のコンタクト前獲得ヤードがリーグ1位。OLもスキームも良い証明
□The Petzing Effect, And Friday Before The Bengals (チーム公式サイト10月6日金曜の記事)
・アリゾナのオフェンスはここまで好成績だ。ドリュー・ペツィングOCは「パーフェクトではない」と最初に言った。
「進歩に勇気づけられるが、まだ道のりが長いことを私は知っている。結果に関係なくそれがメッセージであり続ける」。
ラン攻撃が好調でRBジェームズ・コナーはラッシングでリーグのトップ3。ペツィングOCとスタッフは8月下旬加入のQBジョシュア・ドッブスをリーグでも最も効果的なQBの一人になる手助けをした。
アリゾナはオフェンスのDVOA(Defense-adjusted Value Over Average)がリーグ6位。7位がPHIで8位がKCだ。
ペツィングOCはこれまでコーディネーターをしたことが無かったにもかかわらずいずれヘッドコーチになりそうな人物として何度か名前が浮上しているのは驚くことではないのかもしれない。
そういう話をするのはまだ少し早そうだが、ペツィングOCの影響力に疑いの余地は少ない。オフェンスはまだQBカイラー・マレイが復帰していないがクリフ・キングスベリー前HCのものとはかなり違うようだ。Next Gen Statsによるとアリゾナは32.6%でプレーアクションをしていてリーグで一番多い(リーグ平均は22.5%)。
去年のアリゾナはプレーアクションはわずか16.6%だった。
QBドッブスはペツィングOCについて「彼はクリエイティブで素晴らしい仕事をした。彼はこのチームのplaymakerたちを活躍できるに場所に配置するという素晴らしい仕事をした。それは選手としてもQBとしてもOCに求めているものだ。ディフェンス相手に効果的になるよう多様な外観にして、試合をやりやすくしてplaymakerの手にボールを渡す方法を見つけ出す。オレたちはそれをやってきた」。
OLはヘルシーを維持していて堅実だ。アリゾナはラン攻撃でのコンタクト前の平均獲得ヤードが2.4で第4週終了時点でリーグ1位だ。これはOLとペツィングOCのスキームの両方を物語っている。RBジェームズ・コナーはワークホースだ。WRのハリウッド・ブラウンとマイケル・ウィルソンは好調だ。QBドッブスも良い。そしていずれ戻ってくるQBカイラー・マレイがこのオフェンスでどんなプレーを見せるのか。
ペツィングOCはその可能性を興味深いものにしている。
(ラン攻撃のコンタクト前の獲得ヤードが多いというのはブロックとスキームが良いということ。OGのプルアウトが効いてるしTE勢も良いブロックしてる)。
(ペツィングOCは去年までCLEのQBコーチだった。だから今週の対戦相手CINのディフェンス対策は練りやすいはず)。
(RBコナーはラン獲得318ヤードでリーグ3位タイ。1位がSFのクリスチャン・マカフリーで2位がPHIのディアンドレ・スウィフト)。
・アリゾナは1勝3敗だが世間の予想以上のものを見せている。今週の対戦相手CINは1勝3敗で期待を下回っている。その多くはQBジョー・バロウのふくらはぎの問題が長引いていることに起因している。バロウは今週ふくらはぎはパスを投げることに影響はないがポケット内で動いたりスクランブルするのは難しいと発言した。興味深いことにバロウはinjury reportに名前がない。今週の試合ではどうなるだろうか。
・WRハリウッド・ブラウンはこのオフェンスでどんどん良くなっている。21キャッチと239ヤードはともにチームトップ。彼は契約最終年なのでCARがトレードでの獲得に興味を示しているという噂が出るのも驚くことではないのかもしれない。
ブラウンは「オレはそれを見ていない。オレの関心はそこにはない。オレはCIN戦に焦点を合わせている。オレはカーディナルスの一員だ」。
(条件次第ではやりかねない。マレイの復帰を一番待っているのはハリウッドのはず)。
・アリゾナはペナルティが多すぎる。フラッグを投げられたのが39回でGBと並んでリーグで最も多く、acceptされたのが34回でCARと並んでリーグで一番多い。
(acceptが文字通りの意味ならフラッグを投げられた回数と反則を取られた回数を数えた統計があることになる)。
・4試合でアリゾナは2Pコンバージョンを4回狙って成功したのは1回のみ。ギャノンHCは「望んだ成功率ではないので、少し時間を使って適切な位置に選手を配置しなければならない」。
(3rd-downコンバージョンが42.9%、4th-downコンバージョンが50%なのに2Pは成功率が低い)。
・SF戦でアリゾナは自陣深くでフェイクパントをして成功した。スペシャルチーム・コーディネーターのジェフ・ロジャースはプレーブックにいくつのフェイクプレーがあるのかと聞かれると「Hundreds(何百もある)」。「選手がそれらすべてに備えていることを願うよ」。
(2Qに自陣21ヤード地点の4th-and-2yでILBエゼキール・ターナーにダイレクトスナップして2ヤードゲインというギリギリぶりだった。先にSFが4th-downギャンブルしてきたので意趣返しの意味もあったのかな)。
(Pアンディ・リーはもういないのでパンターのパスは使えそうにないけどアイデアは豊富にあっていろいろ企んでるみたい)。
・アリゾナは今週は上下とも黒のユニホームを着用する。
(新ユニホームで初めてのサードジャージ着用。なので今週は平日の練習からヘルメットも黒をかぶってる)。
・今週から新しいセキュリティ検査機が導入されたので観客は入場時にポケットを空にしたり透明なバッグを置いたりする必要がない。
(ほぼ手ぶらで、手荷物の応援グッズは透明なバッグに入れないといけないらしい)。
・ディオン・サンダースがHCを務めるコロラド大が今週アリゾナ州立大との対戦のためにこの街にやってくる。サンダースは現役時代にカーディナルスと16回対戦していて、9勝は個別チームで最多だ。
(カレッジといえば今週は元QBのカート・ワーナーの息子とジョシュ・マカウンの息子が対戦するというすごい話題もある。ワーナーの息子のE.J.ワーナーは今年開幕からテンプル大の先発QB、マカウンの息子のオーウェン・マカウンはテキサス大サンアントニオの控えQBながら負傷代役で今週先発する。左投げらしい)。
・最後の言葉はWRハリウッド・ブラウン。日曜日に勝利することがどれだけ重要かという質問に「勝利は記録として大きなことだ。でもチームの士気と自分たちがやってきたことは揺るぎないものだと感じている」。
ブラウンはコーチングスタッフについてこう付け加えた。「オレはみんな大好きだ。オレたちはみんな同じ考えを持っていると感じる。オレたちはみんな同じ望みを持っている」。