昨日クランシーとMブラウンに対してチームが契約の見直しを要求したみたいだという記事があったんですが、2選手とも拒否したみたいで今日クビになりました。ただし解雇されたのはサラリーキャップ対策だけが原因じゃなさそう。
□
DTクランシーは去年NTで11試合で先発(あとの5試合は負傷欠場)。ウィゼンハント新HCは去年までスティーラーズにいたのでリザーブとはいえスティーラーズで3-4のNTをしていたクランシーにとっては恩恵がありそうなコーチ陣の交代だと思ってたんだけど、6-1、305というサイズはNTには頼りないと判断されたようです。
クランシーを追いやったミシガン大出身コンビは身長がワトソン(去年の4巡)6-4、ブランチ(今年の2巡)6-6、体重はともに330パウンド以上という大型。4月には一昨年アリゾナで負傷代役ながらNTで先発してたロス・コロッジーもチームに戻ってきていてNTが余剰気味で全体練習での1人あたりの練習量に支障が出てるなんてことも言われてました。
□
OGブラウンは去年12試合で先発。開幕時RGで先発してたけどイマイチでリザーブ降格、その間に新人ルトゥイがRGに定着、LGだったウェルズがRTに回りクリス・ルウィンスキーが先発LGになってたけど終盤再びブラウンがLGで先発に返り咲いてました。終盤はOLが安定してたけどその一角だったんですよね。
でもオフにコーチ陣が入れ替わりRTウェルズがLGに戻ってきたため再びリザーブ降格。そのあとFAでOGもできるマイク・ギャンディが加入したりドラフト1巡でOTリーバイ・ブラウンを指名したり(玉突き的にOTオリバー・ロスがOGに回る可能性もあり)、ルーキーFAで有力大学のOGやCが4人加入したし、Cアル・ジョンソン加入でリザーブになりそうな前先発CレッキーもOGできるということで、Mブラウンは年俸の高さばかりが目立つようになってました。
ちなみにルーキーFAのOL勢だけどドラフト前の評価がこの中で一番高かったライル・センデライン(テキサス大)や去年APのAll-Americanで2nd teamに入ってたオハイオ州立大のT.J.ダウニング(ちなみに1巡リーバイ・ブラウンは3rd teamだった)よりもLSU出身のブライアン・ジョンソンが今のところ一番良いみたいです。
□
FBアヤンバデージョはアリゾナに3シーズンいたけど、ウィゼンハント新HCはブロッキングFBを配置するシステムなのでラッシングやパスキャッチは得意だけどブロックがそれほど評価が高くないというバーサタイルFBはどっちにしろ残れそうになかったです。
FBはFAで前ブラウンズのテレル・スミスが加入したしルーキーFAで去年1人、今年3人入ってきてます。開幕ロースター入りはスミスともう1人でしょう。
□
去年のオフのFAでの主要な補強はRBエジャリン・ジェームズとDTクランシー、OGブラウンの3人だったけどそのうち2人が解雇されたのでそこだけ取れば失敗だったように見えるけど、去年のドラフトで獲ってきたOGデュース・ルトゥイ(2巡)とDTゲイブ・ワトソン(4巡)に押し出された格好という見方もできるわけで、一概に去年の補強が芳しくなかったとも言えないです。
最近の「アリゾナ」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事