アリゾナマニアの知ったか発言集

ILB

・ワシントン  134タックル 9サック 1INT
・レノン  103タックル 2サック 1INT
・ウォーカー  14タックル
・ブラッドリー  11タックル

■ILB


シーズンレビュー。

 ◎ … スターター
 ○ … 出場
 △ … 出場登録されたけど出番なし
 イ … インアクティブ
 R … IR入り
 - … PS、契約外、他チーム所属


TFL(tackle for loss)、QH(QB hit)、FR(fumble recover)は各試合のgamebookのPDFファイルを手集計したので数字が正確かどうかはわかりません。後で記録訂正があった場合でも対応できてません。あくまで参考程度に。


 昨年からの人事:
 FA・ドラフトでの補強なし。前年のドラフト6巡指名クワン・スターディバントはまたも開幕前に解雇され、前年と同じくワシントン、レノン、ブラッドリー、ウォーカーの4人が開幕ロースターに入った。


□ダリル・ワシントン
 3年目(2010年ドラフト2巡) 26歳 テキサスクリスチャン大
 出場16 先発16
 ◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎
 134タックル 9サック 1INT 4PD 2FF
 15TFL 12QH 1FR
 6年契約の1年終了(総額32M)

 開幕直前の9月上旬に4年の契約延長で合意(4年契約の3年目→4年延長で、実質6年契約)。キレキレの鋭い動きでラン守備だけでなくブリッツでも大活躍。補欠繰り上げとはいえプロボウルにも初出場した。スピードと反応の良さは際立っていた。タックル数・サック数ともにダントツのチームトップ。

 第7週MIN戦、第8週SF戦で2週連続2サック(チームではDTエリック・スワン以来)。その時点で8サック目。第12週に9サック目を記録して、チームのLBでは1990年のKen Harvey以来の2桁サックが目前だったがそのあと5試合はサックがなくて大台に届かなかった。

 リーグの禁止薬物使用が発覚して2013年の開幕から4試合の出場停止処分を受け、さらに元恋人へのDVで逮捕とオフになって不祥事が続いている。ディフェンスの中心選手になったが、2014年春に高額のロースターボーナスが予定されていることもあり2013年シーズン限りで退団となってしまうかもしれない。

http://www.nfl.com/player/darylwashington/496959/gamelogs


□パリス・レノン
 加入3年目(2000年CARのルーキーFA) 35歳 リッチモンド大
 出場16 先発16
 ◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎・◎◎◎◎
 103タックル 2サック 1INT 3PD 1FF
 3TFL 6QH 1FR
 3年契約満了(総額4.5M) →UFA

 引き続きスターターに居座って全試合先発。鋭い出足と堅実なタックルでディフェンスを支えた。しかし年齢による衰えが出てきたのか動きに精細さが欠けてる試合も出てきた。第1週SEA戦で2サックしたけど、結局サックはこの2つだけに終わった。

 2008年にDETで0勝16敗、2009年にSTLで1勝15敗、2010年にアリゾナ加入すると5勝11敗でウィゼンハントHC4年目で初の負け越しというレノンの勝ち運のなさは2011年の8勝8敗で払拭されたかと思ったけど、去年また9連敗含む5勝11敗だったのでやっぱりレノンの持ってる星かなと感じてしまう。

http://www.nfl.com/player/parislenon/2503971/gamelogs


□レジー・ウォーカー
 4年目(2009年ルーキーFA) 26歳 カンザス州立大
 出場14 先発なし
 ○○○○・○イイ○・○○○○・○○○○
 14タックル 1PD
 2QH
 2年契約の1年終了(総額2M)

 RFAのテンダーオファーはされなかったが2年契約で残留。STとはいえ初めてキャプテンにも任命された。キャンプ中にILBの3番手になり開幕してからもILBのローテーションの一角として出場。ボールに対する反応が良かった。シーズン中盤に脳震盪で2試合欠場。

 先発OLBスコフィールドのIR入り後は3番手OLBとしてプレー。QBに迫ったことはあるけどサックはできず。ILBの選手がOLBの位置にいるだけ、という印象しか残らなかった。もちろんそれはウォーカーが悪いのではなくコーチ陣の采配。

http://www.nfl.com/player/reggiewalker/2507675/gamelogs


□スチュワート・ブラッドリー
 加入2年目(2007年PHIのドラフト3巡) 29歳 ネブラスカ大
 出場16 先発なし
 ○○○○・○○○○・○○○○・○○○○
 11タックル
 5年契約の2年終了(総額30M)

 加入2年目で今度こそスターター奪取かと思いきや、それどころかキャンプ中にウォーカーに抜かれて4番手に後退。全試合に出場したとはいえST中心でディフェンスでの起用は数えるほどだった。負傷代役で第3ILBとしてローテーションに入ったのが数試合あるだけで、3番手ウォーカーがOLBに回ったあとはワシントンがほぼ全プレー出場、レノンもパスシチュエーション以外はほぼ出場という状態になっただけでプレー時間は増えず。ベースサラリーを5Mから2.5Mに大幅ペイカットして臨んだ覚悟のシーズンだったがチームにフィットできないままだった。

 シーズン終了後に解雇されてます。長身でスピードがあってタックルのポイントが良くてハードヒットできるという高い能力をアリゾナでは発揮できなかった。

http://www.nfl.com/player/stewartbradley/2495559/gamelogs



シーズン終了後にブラッドリーを解雇、レノンとは再契約せず。

3月にFAでジャスパー・ブリンクリー(前MIN、27歳)と2年契約、4月にドラフト2巡でケビン・ミンター(LSU)を指名、5月になってカルロス・ダンスビー(前MIA、31歳、2004-09にアリゾナ在籍)と1年契約してます。

ワシントンが開幕から4試合出場停止なのでダンスビーとブリンクリーが開幕先発でしょう。ワシントンが戻ってきたときどっちが先発に残るのか。そしてミンターはその争いにどこまで絡んでいけるのか、ウォーカーもいるぞ、とILBはポジション争いが楽しみになってます。

最近の「アリゾナ」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事