・GBではQBアーロン・ロジャースをNFL入り2年目から指導して育てた
・アリゾナでは2年目のQBジョシュ・ローゼンを指導する
□Tom Clements Has New Pupil In Josh Rosen (チーム公式サイト2月13日水曜の記事)
トム・クレメンツが2006年にGBのQBコーチになったときQBアーロン・ロジャースはNFL2年目だった。2人は長い時間を共に過ごし、若者がNFLのスターターになる準備を整えた。「アーロンは私とともに成長したようなものだ」。ロジャースはNFLの歴代でも有数のQBになった。
クレメンツは2年間コーチ職から離れていたが今年アリゾナのpass game coordinator兼QBコーチに就任した。
アリゾナではジョシュ・ローゼンというこれまたすぐれた運動能力を持ちながらまだ実績を残していない2年目QBを成長させるという大きな役割を与えられるだろう。2人はまだ対面していないがクレメンツはローゼンの去年の全プレーを見て土台の部分に感心した。
「彼は身体能力が高い。動ける。投げられる。肩もなかなか強い。彼が良くなってチームも良くなれば、結果も付いてくるはずだ」。
アリゾナは今オフにクリフ・キングスベリーをヘッドコーチに迎えるという思い切ったこと(took a leap of faith)をした。彼はテキサス工科大でair-it-outシステムのコンセプトでオフェンスを手直しするが、その移行を容易にするためにNFLで経験のあるコーチを求めた。
トム・クレメンツはその要件を満たしている。NFLで20年のコーチ経験がありアーロン・ロジャースに加えてブレット・ファーブも指導した経験がある。
「彼(クレメンツ)が指導したQBはそれまでよりも良いプレーをしてる。NFLでも名声を得ている。彼が来てくれたことは非常にラッキーだ」(キングスベリーHC)。
クレメンツの正式な肩書きはoffensive coordinatorではない。キングスベリーHC自身が主だってプレーコールやゲームプランを作るのでOCを置かなかった。いずれはOCを加える意向である。
クレメンツは近年はWest Coast Offenseを指導してきたがこれまでの経歴でさまざまなオフェンススキームでQBたちを成功させてきた。彼はジョシュ・ローゼンがキングスベリーHCのシステムにフィットすると信じている。
「クリフ(キングスベリーHC)はパス攻撃を好む。ジョシュはそれができる。彼は動ける。QBに求めるあらゆることをジョシュはできる。我々は彼や彼の周りにいる選手たちの強みに合わせて脚本を作る」(クレメンツ)。
GBを退団したあとの2年間は法務博士号を活用して友人の不動産業を手伝っていた。NFLへの復帰の機会が訪れると飛びついた。「血液の中からフットボールを取り除くことはできない」。
新しいチームと新しい弟子。その2つを持てることとアーロン・ロジャースでの成功を再現することに身震いしている。「(ローゼンは)すべての条件を持っている。あらゆるパスを投げられる。パスプロテクションさえよければ彼は良いパスを投げることができる」(クレメンツ)。
(ジョシュ・ローゼンの育成を考えたらQBコーチにはこれ以上ない人物を連れてくることができた)。
(この記事見ても実態としてはキングスベリーがHC兼OCで、クレメンツはQBコーチ兼OC補佐という感じ。一昨年までのHCだったブルース・エイリアンズも自分でプレーコールしてた)。
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