アリゾナマニアの知ったか発言集

SEA戦も及第点に届かず負けた

・SEA戦は10-20で負けて1勝6敗
・QBがプレッシャー受け続けてパス攻撃は148ヤードのみ


□Cardinals Can't Achieve Passing Grade In Loss To Seahawks (チーム公式サイト10月22日日曜の記事)

・いつかはカイラー・マレイがアリゾナのQBの位置に戻ってくる。

 QBジョシュア・ドッブスはマレイ不在中の代役を務め、その電光石火のランはシーズン開幕から何度もチームを助けてきた。しかし今日のNFLでは勝利のためにはパスを投げる必要があり、この日アリゾナはそれに手こずった。SEAに10-20で負けたことで課題が大きくなってしまった。

 WRマイケル・ウィルソンは「オレたちはスパートはあったが安定して良いドライブをまとめることができなかった。WR・TEとQBのケミストリーが上手くいかなかった」。

 アリゾナは試合の大半でディフェンスは良かった。ターンオーバー・バトルは3-0で勝った。後半ディフェンスはSEAの2回連続のレッドゾーン侵入を3点に抑えた。

 しかしパスプロテクションはQBドッブスにプレッシャーをかけようとするSEAのパスラッシュに苦労し、ドッブスは時間があってもダウンフィールドにパスを通せなかった。彼のパス獲得が100ヤードを超えたのは3Q終盤になってからだった。

 ドッブスは「個人的にはスロースタートだった」と言ったあとアリゾナがドライブを十分に完遂できなかったことを指摘した。「チャンスはあった。何度か重要な3rd-downをコンバートした。数回はオレがもっと早くボールを出す必要があった。ドライブを続けないといけない」。

 ドッブスは最終的に19/33で148ヤード。前半終了間際にサックされてチームはFGを狙えなくなった。正味パスヤード(122)とトータルヤード(249)は開幕週WAS戦以降で一番少ない。

 しかしWAS戦はドッブスが加入からわずか2週間で先発した試合だった。7週間が経過してフラストレーションが溜まってきている。

 Cイェルダ・フロホルトは「オフェンスのオレたちはもっと上手く実行する必要がある。もっとかみ合わないといけない」。

 ポジティブな要素もあった。特にディフェンス。新人CBギャレット・ウィリアムズが初インターセプトをした。

 ラン攻撃も堅実だった。QBドッブスの25ヤードTDランのおかげもあってチームでトータル127ヤード。SEAは115ヤードだった。

 試合は4Q半ばまで1スコア差。新人QBクレイトン・トゥーンがNFL初出場してパスを通した。ただこのプレーはフェイクパントだった。

 4Qの4th-and-9yでQBトゥーンがパントフォーメーションから飛び出して同じ新人WRマイケル・ウィルソンへクイックパス。SEAの不意を打つことはできず4ヤードゲインしただけだった。7点差でこれが最後の足掻きだった。SEAが勝利を決定づけるFGを決めた。

 ジョナサン・ギャノンHCは「あのコールが出て彼らはプレーを決めた。私はああいうプレーコールが好きだ」。

 アリゾナは前半に先発LT D.J.ハンフリーズを失った。審判と接触して退場処分になったためだ。ケルビン・ビーチャムが代わりわりに入った。ビーチャムは今シーズン初出場だった。

 QBマレイのシーズン初出場が近づいている。来週のBAL戦ではなさそうだが、近づいている。ドッブスが代役を続ける。チームは空中戦でのリズムを見つけようとしている。

 「我々は向上している。何度も言うが私は選手たちの奮闘を気に入っている。もうちょっと上手く戦えばいいんだ」(ギャノンHC)。


 (今週も善戦はしたけど終盤に逆転できそうな雰囲気を感じない、おなじみの内容)。

 (パスプロテクション良くないしQBドッブスも雑。プレッシャー受けてるからといってショートパスを全力で思いきり顔より上の高さに投げたらTEザック・アーツでも捕れない)。

 (フェイクパントは残り5分くらいであの位置で4th-downいかないんだと思ったから相手に感づかれてたかも。スナップ直前にPギリキンがWRの位置に移動してPの位置に入ったQBトゥーンがパスを投げる面白いプレーコールだった)。

 (収穫は新人CBギャレット・ウィリアムズ。ドラフト3巡とはいえ初戦からあれだけできるとは思わなかった)。


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