アリゾナマニアの知ったか発言集

シーズン総括(2) コーチ

2004年シーズンについて個人的見解で評価してみます。

■デニス・グリーン(HC) 評価B
 就任1年目からプレーオフ進出という公言は果たせなかったし時に不可解とも取れる決断(ブレイク解雇でマカウン先発QB昇格、前年の1・2巡がいるのに1巡でまたWR指名、6月に貴重なリザーブ5選手解雇、LデービスをLTにしてシェルトンを控えに降格、シップがいるのにエミットをスターターRBに指名、キャンプ開始前日にケンドール解雇、シーズン中にOLコーチ更迭、マカウン降ろしてSキング先発、2試合後ナバール先発、トンプソン、ペース、マッキノンの出場減らす、など)もしたけど、名将グリーンをもってしても1年で修正しきれないほどアリゾナというチームの問題は根深かったと解釈しておきます。これだけ好きなようにいじくりたおしたんだから次シーズンのプレーオフ進出は必須命題。手腕の見せ所。

■アレックス・ウッド(OC) 評価C
 すでにシーズン終了翌日に解任されてます。OC初経験だったし戦力もまだ十分に整っていなくて同情の余地もあるけど力量不足も確かだったようです。プレーコールがコンサバだと批判されていました。母親の葬式の影響でファルコンズ戦の1試合だけグリーンが自らプレーコールをしたことがあったけどその時点でもうシーズン終了後の解任を決めていたのかも。終盤になってようやくマカウンのミドルパスが増えたけどそれまではショートパスがほとんどでした。それでは3WRの能力がフルに活かされないような。後任OCローウェンには安定したランとミドルパスからランアフターキャッチで大幅ゲインのハイレベルなオフェンスの構築を期待します。

■クランシー・ペンダーガスト(DC) 評価A
 新スタジアムの敷地の前所有者一家の一員、実績のない36歳ということで縁故採用みたいな言われ方をしてたので就任当時は懐疑的だったけどたった1年でここまで♪というぐらいの劇的変化をもたらしてくれました。FA加入DEベリーや新人のOLBダンスビーとDTドケットが期待以上のプレーをしたという幸運もあったけど、積極果敢なブリッツスキームをはじめとして持てる手駒を活かしたマイケル・ヴィック対策の5DLとかショーン・アレクサンダー対策の3-3-5システムなどアイデアも豊富。課題はランディフェンスだけど層の厚さが増せばなんとかしてくれそうな気がします。

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