Gary Zauner

ＳＴコーディネーターに就任したゲーリー・ザウナーはバイキングスとレイブンスの１２年で５選手をプロボウルに出場させるなど優れた指導力を持ってます。

1950年11月2日ウィスコンシン州生まれの５５歳。Wisconsin大La Crosse校出身。ＮＦＬのコーチ１３年目。

　1979-80　[NCAA] BYU　ST coach
　1981-85　[NCAA] San Diego State　ST coach
　1987-88　[NCAA] New Mexico　ST coach
　1990-91　[NCAA] Long Beach State　ST coach
　1994-01　Minnesota Vikings　ST coach
　2002-05　Baltimore Ravens　ST Coordinator
　2006-　　 Arizona Cardinals　ST Coordinator


カレッジ時代：BYUのときのHCはLaVelle Edwards。元ベンガルズやペイトリオッツにいたP Lee Johnsonが在籍。サンディエゴ州立大では現アリゾナ先発FS Robert Griffithの勧誘に関わった。ニューメキシコ大では元ファルコンズのWR Terance MathisがいてNCAA記録の１シーズン３キックオフリターンTDを記録。
1992-93の２年間はkicking and special teams consultantとしてJohn Kasay、Chris Gardocki、Eddie Murray、Adam Vinatieriらにアドバイス。

バイキングス時代：デニス・グリーン３年目に加入して辞任する2001年まで８年間一緒。在任中に３人がプロボウル出場。1994年K Fuad Reveizが132得点でプロボウル初出場。1995年K Fuad Reveizが当時のＮＦＬ記録の31回連続FG成功と39回連続45y以内FG成功。PR David Palmerが平均13.2yリターン、KR Qadry Ismailが平均24.7yリターンでともにカンファレンス１位。1997年K Eddie MurrayがPAT連続成功のNFL記録233回を抜き250回に。PR David Palmerが平均13.1yリターンで２度目のカンファレンス１位。1998年K Gary Andersonが35FGすべて成功させNFL史上初のパーフェクトシーズン達成。シーズン164得点もNFL記録で自身４度目のプロボウル出場。1999年P Mitch Bergerが初のプロボウル出場。KRとPRのリターンTD計３つはチーム記録。2000年K Gary AndersonがFG22/23で成功率NFL１位、通算総得点でGeorge Blandaの記録を抜いた。2001年P Mitch Bergerがパント平均44.7yで２年連続カンファレンス１位。

レイブンス時代：2003年LB Adalius Thomasがスペシャルチーマーとしてプロボウル出場。2004年K Matt Stoverがプロボウル初出場。リターナーのB.J. Samsが新人だった2004年にチーム記録の2回のパントリターンTD。翌2005年にはPR平均12.2yでNFL２位。2002年にCB Chris McAlisterがNFL新記録になる107yのFGリターンTD。2003年にS Ed Reedが２度のパントブロックTD。


前職のレイブンスは解雇されたということも公正のため付け加えておきます。これでコーチングスタッフで元バイキングスのアシスタントは５人になりました（あとはローウェンＯＣ、ハーグレイブＴＥコーチ、ソロモンＤＢコーチ、ウェッツェルＳ＆Ｃ）。2005年はキックオフリターンＴＤやパントリターンＴＤをいくつか喫しているのでその修正が課題。ＰＲ・ＫＲでも実績があるからリターンチームの向上も期待できそうです。