アリゾナマニアの知ったか発言集

IND戦(3)

・ディフェンスは1TD・1FGの11失点
・ILBダンスビーが22ヤードのINTリターンTD
・ランを封じ、パスも成功率51%に抑えた
・DEドケットとキャンベルがco-sack
・CBパワーズの3回を筆頭にチームで8PD


http://www.nfl.com/liveupdate/gamecenter/56008/ARI_Gamebook.pdf

ディフェンスは1TD(+2P成功)・1FGの11失点。

トータルで239ヤード。といっても1QのFGドライブ(9プレー42ヤード、1D更新5回)と4QのTDドライブ(11プレー84ヤード、1D更新5回)の2つ以外は大して進まれていない。

TDはQBラックからTEフリーニーへの17ヤードパス、そのあと2PコンバージョンではWRヘイワード=ベイにパスを通された。

僕は気付かなかったんだけど、ILBの3人を同時起用したりとか、DEドケットをMLBの位置からパスラッシュさせたりとか新機軸もやってたらしい。トッド・ボウルズDCの引き出しの多さに恐れ入る。(DLがMLBの位置からブリッツって、まるで女子バレー全日本のスコーピオンアタック=前衛の選手にバックアタックさせる=みたい。もしかしてあれ見てインスパイアされたのかもと勝手に想像してみる)。


□NT
 D.ウィリアムズ  2タックル
 タアム  0

 中央のランをしっかり止めてる。タアムもNT使うときの半分くらい出てるんだけど最近なぜかスタッツは残ってない。


□DE
 ドケット  4タックル 0.5サック
 キャンベル  4タックル 0.5サック
 ラッカー  2タックル
 タリー  (インアクティブ)

 3Q序盤にドケットとキャンベルでco-sack。4DLのDTの位置から同じようにOLを抜いて同時にQBを倒すというツインサック。カバレッジサック気味だけど。この試合のサックはこれ1つ。

 キャンベルは前半だけでQBにプレッシャーかけたのが3回、そのうち1回はサック寸前までいってた。パスブロックもしてる(なぜかスタッツになってない)。前半3失点に抑えたのはキャンベルの働きが大きい。

 ドケットはILBダンスビーのINTリターンTDのときサック寸前までプレッシャーをかけてた。

 ラッカーは4QにSSベルがタックルしたRBからFFしたのにダウンと判定されてしまった(エイリアンズHCが赤旗投げたけどルール上チャレンジできず)。4Qに4th and 1yでランを止めた。今シーズン初めて先発登録された(DE3人とも)。


□OLB
 エイブラハム  0
 ショーネシー  2タックル 反則1回5y(オフサイド)
 ベナード  0
 モック  (インアクティブ)

 エイブラハムは相手LTカストンゾに封じ込められてスタッツ無し。でも4QにRT側からプレッシャーかけたし、そのあと俊敏な動きでLTカストンゾからホールディングの反則を引き出してる。さすがただでは終わらない。

 ショーネシーはときどきパスラッシュで顔を出してはいるんだけどあまり存在感出せてない。

 ベナードは後半開始の相手KRで痛んでたけどそのあとも出てた。


□ILB
 ワシントン  2タックル
 ダンスビー  5タックル 1INT(リターンTD) 1PD 反則1回5y(ホールディング)
 ブリンクリー  0
 ミンター  0

 ダンスビーはまたもタックル数チームトップ(2試合ぶり8回目)。2QにはパスをINTしてそのまま22ヤードのリターンTD。キャリア3回目らしい。後半にも良いパスカバーがあった。

 ワシントンは今回は目立つプレーはなかった。

 記事読んだらダンスビー、ワシントン、ブリンクリーの3人を同時起用する3ILBもやってたらしい。


□CB
 ピーターソン  3タックル 1PD 反則1回24y(パスインターフェア)
 パワーズ  4タックル 3PD
 ケイソン  0 反則1回10y(STでホールディング)
 アリーナス  0
 ベセル  0
 マキャン  0

 ピーターソンは相手エースWRのT.Y.ヒルトンにほとんど付いてた(スロットに入ったときだけはFSマシューが付いてた。そのときはピーターソンはヘイワード=ベイをカバー)。ヒルトンは5回38ヤード。インターフェア取られたりロングパスもう少しで通されそうになったけど、トータルではよく抑えてた。ディフェンス最初のプレーでのPDはあとから振り返ると相手の出鼻をくじいてたんで心理的にも大きかった。

 パワーズは反対サイドのWRヘイワード=ベイ(3回22ヤード)やブラジル(3回35ヤード)をカバー。キャッチ直後のレシーバーをタイミングよくヒットして落球させたのが2回あった(1回は長身TEフリーナー)。4Qには3rd and 1yでパスカットしてる。去年までいた古巣相手に良い働きをした。

 パワーズが2Qに痛んで一時退場したとき実況が「ベセルが入った」と言ってたけど引きの画面のみで本当か確認できなかった。そのプレーではCBケイソンがダイムに入ってたのでパワーズの代役はアリーナスかベセルのどちらかというとこまでは絞れるけど、あそこでベセルを使うかどうか。

 ケイソンはSTでPRピーターソンがフェアキャッチした直後になぜかヒット。ファンブルしなかったからいいけど危ない。


□S
 FSマシュー  4タックル 2PD
 SSベル  4タックル 1TFL
 FSジョンソン  3タックル PD
 SSジェファーソン  0

 マシュー良いよね。身長差がかなりあるTEフリーニーへのパスをカットしたし、3Qには4th down 4yでパスカット、4QにはブリッツしてQBに襲いかかってる。ラン守備でも的確な位置取りとタックル。

 ベルは相手TEフリーニーが4回55ヤード1TD。4Qに17ヤードTDされてる。いずれも正確なパスだったから仕方ないけど、ハードヒットするわけでもFF狙うわけでもなく振り回されてるだけの気もするし存在感が乏しい。

 ニッケルFSのジョンソンは相手TEをキャッチ直後にタックルして落球させたプレーがよかった。



INDのQBラックは20/39(51.2%)、163ヤード、1TD、1INT、rat 60.1。ラン2回31ヤード。チームで8PDしたしサックは1つだけどたびたびプレッシャーをかけて抑えた。スクランブルは28ヤードゲインされてやっぱりやられたけど回数が少なくて大事には至らず。

RBリチャードソンは7回15ヤード(平均2.1ヤード)に抑え込んだ。2番手RBヘロンが4回33ヤード(平均8.3ヤード、最長22ヤード)だけどほとんど終盤。



 Kフィーリー  FG 5/4(×28ヤード、○48ヤード、○50ヤード、○21ヤード、○25ヤード)
 Pザスタディル  2回平均36.0ヤード inside20y 2回 最長37ヤード

 最初のFGをブロックされてしまった(DEキャンベルのブロックミス)けど、そのあとは長いの2つ含めてきっちり成功。キックオフは試合途中から飛距離が不十分になって相手KRが4回平均28.8ヤード、最長35ヤードと返された。

 ザスタディルは2回のパントを12yと16y地点に止めて堅実な働き。相手PRはリターン機会がなかったのでネット平均もそのまま36.0ヤード。センターライン近くからだとこうやって的確なパントを蹴る。

 ガンナーはCBベセルのままで、あとWRブラウンと契約したばかりのCBマキャンもやってた。


 KR CBアリーナス  0
 PR CBピーターソン  3回平均7.7ヤード 最長12ヤード

 ピーターソンは前回のマフやらで吹っ切れたのか思い切りのいいリターンをしていた。

 すべてタッチバックだったのでアリーナスはリターン機会なし。

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