・予想はアリゾナ優勢
・第16週の対戦では38-8で勝ってる
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1月16日(土)の東部時間午後8:15(日本時間の日曜午前10:15)からホームのユニバーシティ・オブ・フェニックス・スタジアムでパッカーズ戦。
アリゾナ地元紙 ○30-24
ESPN 13-1 ○○○○○○○○○○○○○○○●
CBS 8-0 ○○○○○○○○
USA TODAY 7-0 ○○○○○○○(スコア予想○27-23)
アリゾナの勝利予想が圧倒的多数。そりゃあ3週前に38-8の大差が付いてて今回もアリゾナのホームとなればこういう予想になるのは当然かなと。だからといって簡単に勝てる相手ではない。
GBはシーズン終盤の2連敗で地区優勝を逃しシード5位となりましたが先週アウェーでWASに35-18で勝利。QBロジャースが2TDパス、RBはレイシーとスタークスが1TDずつ。
http://www.azcentral.com/story/sports/nfl/cardinals/2016/01/14/arizona-cardinals-vs-green-bay-packers-scouting-report-prediction/78802792/
http://espn.go.com/nfl/picks
http://www.cbssports.com/nfl/features/writers/expert/picks/straight-up/19
http://sportswire.usatoday.com/2016/01/15/divisional-round-playoff-picks-predictions/
http://www.usatoday.com/sports/nfl/event/2015/51651/preview/
・第16週の対戦での38-8という大差はターンオーバーが直結したものだと両チームとも認識している。アリゾナはそのうち2つをリターンTDした。それは要因の1つではあるが、まだ点差が付いていないときからアリゾナのオフェンスは進んでいた。QBパーマーは前半だけで238ヤード2TDのパスを投じ、RBデビッド・ジョンソンを新人LB Jake Ryanとマッチアップさせることでパス(3キャッチ88ヤード)が前半重要な要素になっていた。GBのDLにはLetroy Guion、B.J. Raji、Maie Danielsというフロントが頑丈で、Julius Peppersという優れたパスラッシャーもいる。LB Clay MatthewsはWAS戦ではいつもよりパスラッシュすることが多かった。第16週では存在感がなかったがGBはマシューを使ってQBパーマーを捕まえようとするかもしれない。もしプロテクションが良くてQBパーマーに投げる時間があればGBのセカンダリーを攻撃できる。特にWRフロイドは試合序盤にボールをもらうとプレーが良くなる。WRフィッツジェラルドは去年のプレイオフでは3キャッチ31ヤードに終わったがQBが3番手(リンドリー)だった。それ以前の6試合のプレイオフで通算42キャッチ7-5ヤード9TDしている。行き詰まったときフィッツジェラルドに頼ることになるだろう。(オフェンスはアリゾナ優勢)。
・GBは先週のWAS戦のようにランを進める必要がある。第16週の対戦では前半12回33ヤードにとどまった。だがそのときOLのうち3人が控え選手という状態だった。だがアリゾナのディフェンスはWASよりも強力だ。ランを止めることに主眼を置くだろう。セカンダリーはシングルカバーで抑えられるという確信がある。GBは先週はWRへのスクリーンパスやクイックパスを使っていた。オフェンスが進まないときそういったシンプルなプレーをするが、アリゾナのoff coverageはWASとは全く異なるのでGBは難しい時間を過ごすことになる。QB Aaron Rodgersは前回のアリゾナ戦とは別人だろう。レシーバー陣への信用を失いつつある。前回と同じくCBピーターソンの反対サイドのCBベセルを狙いそうだ。ベセルは最近出番が増えたが苦労している。前回のGB戦を負傷欠場したSSラシャード・ジョンソンが出場するのは大きいかもしれない。(ディフェンスもアリゾナ優勢)。
・アリゾナは最終週でSEAのWR/PRロケットにずたずたにされたがGBのパントリターンはリーグ30位。とはいえアリゾナのリターナーも大した成果を上げていない。(STはGB優勢)。
・アリゾナの平均得点は30.6点でリーグ2位。ターンオーバーratioは+9でリーグ4位。PAT失敗は5回で3番目に多い。被サック27回は4番目に少ない。
・GBの平均得点は23.0点でリーグ15位。ターンオーバーratioは+5でリーグ10位。PAT失敗は1回もない。被サック47回は5番目に多い。
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http://www.usatoday.com/story/sports/nfl/2016/01/15/divisional-playoffs-kickoff-times-tv-info-betting-spreads/78805190/
中継はNBCで、実況Al Michaels、解説Cris Collinsworth、リポーターMichele Tafoya。
今シーズンのアリゾナはNBCサンデーナイトは第10週○39-32@SEA、第11週○34-31CIN、第15週○40-17@PHIと3試合とも勝利。ESPNマンデーナイトだった第7週BAL戦とNFL NETWORKサーズデーナイトだった第14週MIN戦も勝っててナイター5試合全勝。
□ケガ人(火水木の練習で、○…フル参加、△…制限付き、-…休み)
Out
先発RB Chris Johnson ※頸骨骨折で8週間IR入り(7週目)
先発OLB Alex Okafor ※つま先の負傷でNon-Football-Injury reserve list入り
3番手DT Cory Redding ※足首捻挫でIR入り
Questionable
先発DT Frostee Rucker(Ankle) △△△
控えDT Josh Mauro(Calf) △△△
Probable
先発QB Carson Palmer(Right Finger) ○○○
先発LG Mike Iupati(Shoulder) △○○
3番手OLB Markus Golden(Knee) △△○
レギュラーシーズン最終週SEA戦のときはOutが2人(OLBゴールデンとDTマウロ)、Questionableが4人(WRフロイド、DTラッカー、OLBフリーニー、SSジョンソン)、Probableが12人という長いinjury reportでしたが、1週バイがあったこともあって一挙に減りました。全員が出場OKの状態。
OLBはオカフォーのIR入りで新人ゴールデンが先発に繰り上がり、フリーニーと2年目カリーム・マーティンがいて、今週契約したジェイソン・バビンか新人ILBアラニ・フアのどちらかを加えた4人でローテーションする予定。
DTは負傷者が復帰してるのでキャンベル、ラッカー、スティンソン、マウロ、ブライアントと揃ってます。
当日のインアクティブ7人はQBバークリー、OTハンフリーズ(1巡新人)、NTウィリアムズ、OLBリディック(5巡新人)、ILBマーティン(今週PSから昇格)、CBホワイトの6人まではほぼ決まりだと思う。あと1人はRBカーウィン・ウィリアムズかDTの誰かかなと(WRは6人いるけどB.ゴールデンは最近STで役目があるしネルソンは飛び道具として持っておきたい)。
http://www.azcardinals.com/gameday/injury-report.html
GBのほうはWR Davonte Adamsが欠場しますが、前回のアリゾナ戦を欠場していたLT Davis BakhtiariやCB Sam Shieldsが復帰する予定。
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Friday before the playoffs and Packers
http://blog.azcardinals.com/2016/01/15/friday-before-the-playoffs-and-packers/
・プレイオフでGBと対戦するのは2009シーズンの1回戦以来。1Qは17-0、3Q途中まで14点リードしていながら4Qに3TDされて追い付かれてオーバータイムへ。2プレー目に控えCBマイケル・アダムスがサック&FFしてILBカルロス・ダンスビーがリターンTDするという劇的な幕切れで51-45。OT最初のプレーでWRジェニングスへのロングパスがわずかに通らなかったけど一発TDでやられてた可能性もあるという際どい勝負でした。
GBのQBアーロン・ロジャースはあのときがプレイオフ初出場だったそうです。アリゾナのQBカート・ワーナーは2回戦のNO戦が現役最後となりました。ロジャースは422ヤード、4TD、1INT。ワーナーは29/33で379ヤード、5TD、INTなし。パス不成功よりもTDパスが多くてレイティング154.1という脅威のスタッツを残してます。
・ホームでのプレイオフは4試合すべて勝利(アリゾナ移転後だけでなくチームの歴史で全勝)。2008シーズンの1回戦ATLに○30-24、NFC ChampionshipでPHIに○32-25、2009シーズンの1回戦でGBに○51-45。もう1試合は1947シーズンのNFL Championship GameでPHIに○28-21(当時本拠地はシカゴ)。
・OLBオカフォーのIR入りで控えDTマウロをラン守備用のOLBで使うかもしれない。
(この記事にはありませんが、エイリアンズHCが就任してからの3シーズンでホームではNFC西地区以外のチームにはまだ負けてません)。
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結局はランが進むかどうか、相手のランを止められるかどうか、だと思います。アリゾナは最終週SEA戦でランを止められたらオフェンスが手詰まりになることは露見させられたわけだし。
やはりCBベセルとWRジェームス・ジョーンズのマッチアップは重要になってきそう。WRランドール・コブは前回のようにCBピーターソンに封じ込めてもらいます。
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