ムカデとことこ

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しないという自由意志

2013-03-19 08:21:53 | ひとの幸福
(しないという自由意志)について観察して来たけど、

早く寝ることをしないという意志・・とは遅くまで起きていたい、という意志だし、

食べないという意志・・とは食べないことをしたい、という意志だし、

仕事に行きたくないという意志・・とはその日、何か別のことをしたい、という意志かもしれない。

ボーっとしていたいとか、寝ていたいとか。

観念・顕在意識の無い動植物は、常に「~したい」だけかと思う。

草木は成長したいという意志だけで、成長したくないという意志は無い。

動物も同じだ。

動物はその時どき、食べたいだけ食べる。

食べ過ぎないようにする、なんて意識は無い。

アリは目の前のお菓子を運ぶ。運ばないアリは、前に書いたけど、反応閾値の数値が高いから、

その時は運ばないんだろう。ようするに、てんからその気が無い。

他のことをしたい、という状態になっている。

人間も一日をどう過ごしているか観てみると、前に書いた気がするけど、

いつも何かをしている。していない時はない。

いや、仕事していなかった、というような思いが出ることもあるだろうけど、

いつもは仕事をしている時間に他の何かをしている、ということだ。

グダグダ“してる”とか、寝ているとか、

だらだら“してる”とか、ボーっと“している”とかいうのもある。

事実は常にやっている行為を選択して、それをしたくてしている。

(~していない)という思いはあっても、

事実は常に(~したい)で人間も暮らしている。

他の動植物と一緒だ。


「しないという自由意志」が働くのは、

(~在りたい)があるから。



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