ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
       ・・そんなこと探りたい

自然と人為

2013-01-21 14:28:29 | ひとの幸福
「人為」とは人の力で行なうこと。人間のしわざ。

自然のままでなく、人手を加えること。人工。


「自然」という言葉の意味は、おのずからそうなっているさま。

おのずからなる生成・展開を惹起させる本具の力としての、ものの性(たち)。

本性。本質。

(本具とはなんと読むのだろう?ほんぐ、かと思って見たけどなかった。

本来具わって在るものという意味かな?)

・・そういったことが広辞苑に書かれてある。もっとあったけど。


“おのずから””なる”“生成”、“展開”、を惹起させる力」とはよくいったもんだ。


自然の存在である植物の種は自ずから発芽する。育つ。

けれども、種を乾燥したコンクリートの上に置いても発芽しない。

やはり幾つかの環境条件とうまく一致作用し合った時に発芽する。

環境との相互関連作用によって種は“自ずから”発芽する。


やはりそういう意味で昨日書いたツナミちゃんの在りようも、

環境との相互関連作用によって発芽したというか、現われたといえる。

種の本具の力としての本質がいろんな条件と作用し合って、

発芽という形に現われた。

人間の本具の力としての本質がいろんな条件と作用し合って、

その行為という形に現われた。

本具になかったら、他の条件がどんなに揃っても発芽しない。

本具になかったら、他の条件がどんなに揃ってもそういう行為にならない。

ツナミちゃんの行為は自然と人為の調和の姿といえるのかもしれない。

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調和いろいろ

2013-01-21 10:34:23 | ひとの幸福
鳶が暴風雨で飛ばない現象もそれは調和の姿だ。

誰かが鳶を意識的に傷つけ、鳶が空を飛べない現象もそのときの調和の姿。

ヒットラーが多くの人を殺した現象もそのときの調和の姿だ。

アメリカの小学校での銃乱射事件現象もその時の調和した姿だ。

そうなった条件のうち、一つでも欠けたらそれは起こらなかったという意味で。

どんなに酷い現象もどんなに醜い現象も戦争も紛争も家庭内トラブルも、

いろんな条件が一致したことによって起こる。

どんな現象もそうだ。例外は無い。

人から見て、良いことも悪いことも。

それが自然の理だから。

山岸さんが云った「全員一致」という表現もそういった意味合いがあるのかもしれないと思った。

現象は常に様々な条件が一致したからこそ起こる。

けれど、そういう酷い現象なんかは自然と人為が調和していないといえる。

わたしは「不自然な調和」という言葉を使って来たけど。
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