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9月26日(土) 日垣隆さんの『折れそうな心の鍛え方』(幻冬舎新書)を読む。医師は治療対象に向けて処方をする。ところが「うつ」を経験した医師は少ないだろう。日垣さんは自らの「落ち込み体験」を出発点に脱出方法を摸索するから説得力がある。中井久夫さんの著作でも阪神大震災からの立ち直りで「笑い」が果した役割は大きいとあった。日垣さんは笑えなければ泣くのでもいいと説く。「太陽をぱくぱく食べる」(鳩山幸さんの名言、人によっては迷言)ほどの大らかさだろうか。ナポレオンの後半生についての記述が印象的だった。家族にも見放された人生の失意。そんな晩年だとは知らなかった。とくに第4章「日々鍛えてみよう」編の冴えはすばらしい。その背景には日垣さんの人生がある。ストレス解消法としても多くの人に読んでもらいたい。夕刻の成増。79歳で亡くなった金子桂子さんの通夜に列席。池袋「おもろ」。常連もすでに去ったカウンターで独り静かに泡盛を飲む。
今朝、平野貞夫さん×高野孟さんのインターネット対談を拝聴した。
聴く前は、平野さんといえば小沢一郎さんが主題かと思った。
しかし、内容は違っていて印象に残ったのは次の点だった。
①鳩山由紀夫さんの功績(排除の論理と批判された時のエピソード等)、
②某ワイドショー等の小沢攻撃の部分、③民主党の若手政治家
の中に散見される官僚政治家体質(→私は、前原氏の手続きの乱暴さを連想した)。
一般に公開されているので、興味のある方はダウンロードして
聴かれるといいのではないでしょうか(時間のない人は6分経過~)。
http://pod.jfn.co.jp/people/scope/dl/zataidan_vol36_01.mp3
因みに、件のワイドショー。特に思いつきコメントで有名な
某レギュラーコメンテーター(彼の内容・長さ共に冗漫なコメント振りが、
他の出演者全員に迷惑をかけていることは明らか。
ニュース内容に対して純粋に関心を寄せる視聴者を苛立せている。
それでも何故テレビ局は使い続けるのだろう?
有田さんが出演された時の別な某レギュラーのKYなる冗長コメントといい、
怒りを感じています。お客目線ゼロですね)。
「人生いろいろ、人の志の高・低もいろいろ」呆れきっています。
ところで、有田さんは次の目標に対してロックオンされたように感じます。
ご健闘をお祈りします。