有田芳生の『酔醒漫録』

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「わだつみ会」は「わだつみの声を聞け!」

2008-03-24 08:27:08 | 仰天

 3月23日(日)197 「わだつみ会」総会の日。戦没学徒の遺稿をオリジナルに基づいて校訂することは、かつての総会決定だった。それを行わない執行部に「おかしい」と意義を唱えていた岡田裕之さん(元理事長)と清宮誠さん(常任理事)が理事から外された。投票結果は11対2。「無理が通れば道理が引っ込む」のとおり。意向に沿った校訂は「将来の世代にゆだねる」そうだ。執行部に反対だが呆れて総会に出席しなかったある方はこう語った。「わだつみ会はわだつみの声を聞け!」。またある方はこう言った。「わだつみ会は終わりです」。情けないのひと言だ。「わだつみ会」総会にマスコミの取材はまったくなかった。もはや戦争はここまで風化してきたのだと驚くばかりだ。特攻隊員として22歳で戦死した上原良司さんの直筆遺書(コピー)を読む。「さらば永遠に。良司より 御両親様へ」と最後に書いた文字に、戦闘帽をかぶった上原さんの姿がだぶる。あれから63年。この日本は戦没学徒がのちに生まれると期待したものにはなっていない。しかもその遺志をもっとも継承しなければならない組織さえ、総会参加者が20人にも満たない(役員26人のなかで欠席者もいるということ。一般会員は何人いたのだろうか)のが現実だ。単行本『X』の主人公である木村久夫さんは旧制高知高校時代に、小泉信三さんの経済書を読んで社会科学に目覚めた。もし存命だったなら昭和24年3月に出た小泉さんの『共産主義批判の常識』(新潮社)を31歳のときに必ず読んでいたはずだ。恩師だった塩尻公明さんが木村さんの父と意見を異にしたのが、木村久夫さんと共産主義との関係であった。印象的なエピソードは単行本に書くしかない。ネット古書店で入手した小泉さんの著作を少しだけ読む。締め切りの迫ってきた原稿を書き、「有田塾」の準備。成増を歩き池袋。

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もはや半世紀+10年ちょっとの出来事も、江戸時代や... (まさたか)
2008-03-25 20:25:54
もはや半世紀+10年ちょっとの出来事も、江戸時代や明治時代の歴史と混同される世の中なのでしょうか?
少し話が逸れますが、先般、宮崎県の位置を知らない若者が過半数以上、という内容をTVで観ました。
「そのまんま東」知事は知っていても、当の宮崎県が九州にあることも知らない人が多いとは、呆れて口が塞がりません。
そもそも、現代史を教えないこと、教師自身の不勉強、同様に親の不勉強など、様々な要因はあろうかと思いますが、結局のところ、TVしか観ない人が、老若男女含めて圧倒的だから、このような嘆かわしい現実が生み出されるのだと思います。
もちろん、TVの有益性は認めますが、文明の利器を自らの知識向上とは逆の作用にしか生かせない人々が、あまりに多すぎます。
これは観る人の責任もさることながら、番組制作に携わる人たちの価値観やモラルによるところも多いように感じます。
しかし、どのような世の中であれ、全て他人のせいにする無責任主義が蔓延ることこそ、人類の退化の最たるものだと思いますが…。

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