2月７日（月）海外の動向が入ってきた。昨年１２月４日、モンゴルの「国家メシア」（その国を救うという意味）だった郭定喚（カクチョファン。一時は統一教会NO2）と息子が解任された。新しく任命されたのは 郭の統一教会での一番のライバルだった朴普煕（これまた一時はNO2)。１２月初旬にモンゴル教会を訪問した朴一行の車両のガラスが、人事に反発した地元信者によって割られるというトラブルが発生したようだ。ポスト「文鮮明教祖」もからんで、統一教会の分岐が進んでいる。
2月７日（月）統一教会の現役信者がストーカー法違反で逮捕と報じられた。埼玉県越谷市に住む信者UT（42歳）だ。２００７年２月２２日に韓国・天宙清平修錬苑で行われた「４億双」（４億組という意味。当り前だが８億人が合同結婚式に参加するはずはない）「平和世界実現のための太平聖代平和交叉・交体祝福結婚式」）に参加したものの、相手の女性はのちに脱会。そこからストーカー行為がはじまった。女性がいた千葉県某所には教会の「部長」が姿を現すなど、組織的関与が疑われている。都内でもあるビルの階段を上ると、踊り場に座って相手を待っているなど、先回りをするなどの行為が続いていた。どうして相手の行動がわかったのか。それは携帯電話のGPS機能を使い、関係者の車下部に設置していたからだ。信者は少なくとも１０の携帯電話を持っていた。ところがどうもそれ以外の方法で相手の動向を探っていた可能性がある。警視庁公安部が統一教会の組織的関与などをふくめて家宅捜索と逮捕に至ったのは、そうした疑問を解明するためでもある。山崎浩子さん脱会時にも、叔父のカバンの窃盗、関係者への尾行などなど、手段を選ばない行為が行われた。