有田芳生の『酔醒漫録』

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服部真澄ー有田芳生対談のお知らせ

2008-06-07 09:13:16 | お知らせ

 服部真澄さんと公開対談を行います。服部さんの『ポジスパイラル』(光文社)発刊を記念したものです。もともとは「週刊読書人」の企画で対談をすることになっていました。「ならばいっそ公開にしたらどうか」と思いつき、東京堂書店にお願いをすることで急きょ実現に至ったものです。「月刊宝石」連載中に読んでいましたが、この対談のために単行本で再読して準備をします。

【日時】6月19日(木)午後6時から8時。
【場所】東京堂書店会議室
【会費】500円


 お申し込みおよび詳細は東京堂書店のホームページをご覧ください。


「異国の丘」に思う

2008-06-07 09:02:21 | 芸能

 6月6日(金)朝7時から午後3時まで練馬区を中心に街頭での訴え。まずは豊島園駅。2時間話し続け、9時過ぎに練馬駅前の「カフェド巴里」で朝食。そのまま駅前で訴え、さらに中村橋駅、石神井公園、大泉学園、練馬高野台、光が丘へ。「今日の出会い」は、20年ほど前に池袋で酒を飲んで以来のAさん、東大教授だったHさんの妹さん、ブログ読者、芸能界に一時期いて「ザ・ワイド」をよく見てくれていたMさんなどなど。光が丘では「昔よく娘さんと歩いていましたね」などと言われる。定点的に回っているからだろう。「この間も聞きました」という方もいれば、「さっき練馬駅前でやってましたね」と石神井公園で声をかけられたり。上京して1年にして練馬に転居して30年。こうして歩き、走っていると、この土地がさらに愛おしくなってくる。平河町のヘッドオフィスで実務。ジムで泳ぐ。汗ばんでいた身体にシャワーと水が心地よい。浜松町で家人と待ち合わせて四季劇場「秋」。「昭和の歴史3部作」の「異国の丘」を観る。シベリア抑留問題を日中和平工作に動いた近衛文隆を主人公に描いた秀作。蒋介石政権高官の娘との恋物語もよく描けているが、何よりもシベリアで抑留された60万人の人びとの過酷な運命が悲しく届く。「異国の丘」という曲はなぜか子どものころから覚えている。しかしシベリアで抑留された日本人たちによって歌われていたことなどは知らなかった。こうした作品を若い世代に普及できたなら、歴史観はもっと違ったものになることだろう。かつて小学生のときに校庭を使って映画が上映されていた。文化助成を行って映画、演劇、音楽をもっと広げていくことはできないのだろうか。