有田芳生の『酔醒漫録』

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新党日本の「解党宣言」について(1)

2007-07-06 07:24:49 | 政談

 7月5日(木)書きたい経験がいっぱいあるけれど、残念ながら今日は事項の羅列のみで「解党問題」へ。先日、大山の事務所を中村一好さんと都はるみさんファンクラブのNさんが訪れてくれた。中村さんもビラを送るための作業をしてくれたと聞いて感激。都はるみさんの気持ちについては、「はるみの徒然草紙」に記されている。朝ホテルを出ていつも通っている喫茶店「爽」へ。その直前に田中康夫さんから電話。珈琲を飲んでいたら荒井広幸さんから、「ひろめ市場」前での街宣直前に滝実さんから電話があった。事情はあれどもこちらにはマスコミに知らせてある行動予定がある。木村久夫さんが歩いた帯屋町でも街宣。ここでもビラが消えるように受け取ってもらえる。「ひろめ市場」の「やいろ亭」で塩たたき定食。高知大学に寄って木村久夫さんの蔵書を納めた図書館へ。「ザ・ワイド」の小林浩司さん、高知新聞の浅田美由紀さんから取材される。いつも一人でこの蔵書の前に立てば、年を重ねた木村さんの姿が想像のなかに現れて、会話を交わしていた。今日はお二人がいたので、木村さんが社会科学に目覚めたと「遺書」に書いている小泉信三さんの『経済原論』を手にして、密かにいまの思いを伝えた。瀬戸内大橋を通って岡山から広島へ。夕食は都はるみさんに教えてもらった焼き肉の「ふじや」。この間にも問い合わせやアドバイスの電話がいくつも入る。さまざまな問題は伏在していたけれど、憲法9条をめぐって「新党日本」では問題が起きていた。わたしと田中康夫さんは「堅持」の立場。荒井さんと滝さんは異なった立場。

070705_16550002  この政策が近く公表されるバージョンアップ版の「新しい日本宣言。」に明記されたことで、荒井さん、滝さんは手続上問題があると「解党」を宣言した。細かい経過はいまここでは省く。わたしは今朝の役員会に向けて、荒井さんの求めに応じてメールで見解を述べた。その趣旨は拍手で迎えられた候補者としての思いだった。その核心は、現在は戦闘中であるから「内紛」や「決裂」を報道されるような事態は避けるべきだという意見であった。ところがもはやダメだと荒井、滝さんからとても丁寧なお返事をいただいた。案の定、テレビや新聞は「分裂」を大きく報じた。候補者の立場を考えて欲しいという感想とともに、実はスッキリしたという気持ちも強い。昨日は62年前の高知と徳島に空襲があった日だ。いつのまにか防衛庁が防衛省になっていく時代。小さなこどもを持つ親たちのなかに不安が広がっていることは、あちこちで聞いてきたことだ。「戦争は絶対にいけない」という立場からすれば、やはりいまこそ歯止めをかけなければならないときだと思っている。それが木村久夫世代の痛恨の歴史経験だった。わたしはその思いを継承するつもりだ。したがって憲法9条をめぐる曖昧さが解消されたことはよかったと思っている。それぞれの持つ理念にとって政治的配慮による曖昧さがなくなったからだ。荒井、滝さんは離党届を出していない。ところが総務省に「無所属」の届け出をしたという。ちぐはぐだなと思うのだけれど、そのことについては説明をいただいていない。