おにぎり2個の里みち歩き 農山漁村の今昔物語

おにぎりを2個持って農村・山村・漁村を歩き、撮り、聞き、調べて紹介。身辺事象もとりあげます。写真・文章等の無断転載禁止

ついに遇う、オドリコソウに  <野の草花48>

2012年04月05日 00時24分04秒 | 植物
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写真1 花は淡紅色や白色の唇状の唇形花。上唇(上部の花弁)は、毛があり、笠のように覆いかぶさる。


写真2 花は葉のつけ根に輪状に咲く。葉は節ごとに90度向きを変える。


写真3 日あたりのよい道端に群生するオドリコソウ


 本種の和名オドリコソウは、花(花冠)の形が笠をつけた踊り子を連想させることに由来(写真1)。
 皆様、いかがですか、納得なさいますか。

 筆者は、本種についに遇った。探して5年。
 所は、佐賀県唐津市の風光明媚な虹の松原、その南にある鏡山。
 旧浜玉町側の自動車道を歩いて下山中のこと。
 ヒメオドリコソウはいたる所で目につくが、本種には遇えなかった。

 本種の花(花冠)は、長さ2~4cm、淡紅色あるいは白色の唇形花。
 上唇(上部の花弁)は、毛があり、ドーム状で笠のように覆いかぶさる。
 下唇は3つに裂け、中央の裂片は前方へ突き出て2つに浅く裂ける(写真1)。

 上唇の下にはメシベとオシベがある。
 メシベの花粉を守るために上唇が被さる。
 種を保存する知恵。花粉は水に濡れると死ぬ。

 長い柄をもつ葉は節ごとに90度ずつ向きをかえてつく十字対生。
 これも種を保存する知恵?。
 光を多くうけ、光合成を活発にするため?

 学名:Lamium album var. barbatum シソ科
 引用・参考文献等:*『野の花めぐり 春編』92頁(株式会社南方新社・2003年)
             *『山渓カラー名鑑 日本の野草』216頁(株式会社山と渓谷社・1983年)
             *弊ブログ2011年03月25日 
 執筆・撮影者:有馬洋太郎 撮影年月日:2012年03月29日 撮影地:唐津市鏡山
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