インドでは、息子の誕生日には家にお坊さんを呼んでお祈りをしてもらいます。
遠くに離れて住んでいても必ずお祈りをします。
これが本来のインド式誕生日の祝い方。
8月16日は主人の誕生日でしたが、お坊さんの都合が悪かったため17日に来てもらいました。
日付は変わったけど、バルスファル(インド暦)では今年は17日が誕生日にあたるとか。
何だかよくわからないけどそうらしい。
お義母さんは、朝からプーリやウーラット豆のパコラ、スージキハルワなどを作って大忙しで準備していました。
インドのお祈りは準備することがいっぱい。
私には全然覚えられない。(むしろ全然覚える気がない)
でも、娘がもし将来インドの人と結婚した場合、娘は全部覚えないといけないだろうなー。
だって半分インド人なんだもん。
11:30お坊さんが来ました。
お義母さんが息子のためにプジャ(お祈り)をします。
最後にはジャナムパトリ*を見せて息子の運勢を見てもらいました。
この1年はそんなに良くないとのこと。
なので運勢をよくするために別のプジャを改めてするそうです。
*ジャナムパトリ・・・誕生日について詳細が書いてある重要な紙。誕生した日・時間、星座などが書かれてあります。一人一人がジャナムパトリを持っています。お見合いする時も、まずジャナムパトリを照合して相性を調べます。相性が悪ければ結婚できません。
お供え物
・プーリ:アタ(全粒粉)と少量の塩を水でこねて、丸く引き伸ばして油で揚げる。
ぷぅっと膨らんだら出来上がり。
・ウーラット豆のパコラ:ウーラット豆を一晩水につけて、塩、ターメリックを混ぜてミキサーにかける。
ホットケーキの生地ほどのやわらかさにする。
直径4センチほどに手で伸ばし、ごまをまぶして油で揚げる。
丸いドーナツみたいになります。
・スージキハルワ:スージという粗挽きのセモリナ粉をから煎りして、砂糖を入れてギーを混ぜる。さらに少し湯を混ぜて、火に掛けたまま練る。おいしく作るには結構な量のギーが要る。
練ったはったい粉によく似ています。
プジャの後、義姉や近所の人達に、これらをお祝いのプラシャート(御供養)として配りました。
次回は11月18日、息子の誕生日、今度は私がプジャをする番です。
その次は2月7日、娘の誕生日にもプジャをします。
(娘の場合は結婚するまで息子と同様にお誕生日のプジャをします。)
ただ、男尊女卑の名残なのか女性(嫁・姑)の誕生日のプジャはありません。