ブログ“愛里跨の部屋(ありかのへや)”

本ブログでは、毎月の占いと癒し記事をお届けしております。

特別な3月3日

2011-03-03 21:29:29 | Weblog
3月3日。世間では女の子の節句、ひな祭り。

ひな人形に、白酒・ひし餅・桃の花を飾り、女児の幸せを祈る。
「おひな様を飾らずにしまっておくと、お嫁に行きそびれるわよ」と、
よく母や叔母から言われたことがあったけど、
今日は全国各地で、お寿司やご馳走を囲み、
ひな人形を見ながらお祝いしていることでしょう。

今日3月3日は、私にとって特別な日で、
私は生まれて半年過ぎた、3月3日に死にかけたらしい。
母に聞いた話だけど、その当時、母は肺炎にかかって寝込んでいて、
私に母乳をあげられなかったらしいのです。
あまりにお腹がすいて泣き止まなかった私に、
母は仕方なく母乳を飲ませたのだけど、
飲んで少しすると、私は見る間にクタンっと力を無くし、
元気がなくなり動かなくなったらしいです。
母は具合が悪い上に、私が動かなくなってしまって、
泣きながら「どうしよう」と独りうろたえていた時、
たまたま、お友達が二人訪ねてきたそうです。
しかも日頃はめったに来ることのない、数年かぶりに会うお友達だったとのこと。
そして、私の顔色を見たお友達二人は、慌てて病院に連れて行ってくれたらしく、
私は助かったらしいのです。
主治医から「後一時間遅れていたら、この子は死んでいた」と、
母とお友達に話したとのこと。
お友達もその日は何故か母が気になり、急に思い立って会いにきたのだそうです。
母は今でも、その当時を振り返るととっても不思議だと言っています。
その後、二人のお友達は私が健康になるようにと、
広島県府中市にある『首無し地蔵尊』にお参りに行ってくれたそうです。

後にその話しを聞いてから、どうしてもそのお地蔵様にお参りに行きたくて、
私が二十歳の時に、ひとりで『首無し地蔵尊』まで御礼参りに行きました。

そんな不思議な縁が繋いだ命が、今ここにあります。
小さく幼い頃の話しを、毎年ひな祭りが近づく頃になると母から聞かされますが、
私にとって、今日は特別な日。
『九死に一生を得た』運命的な日です。
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