HD-XA2のファームアップデートが全然ない。しかしこれは日本だけの話。東芝は北米では俊敏に動いており、XA2も北米機のファームは先日1.3→1.5→1.6とバージョンアップしている。国内は依然1.3が最新です。東芝はPC事業の軸足が、明確に日本国内市場より北米市場重視で、その路線がここ最近のAV機事業にも感じます。リリース機種のラインナップだけでなく、値引き合戦や無料ソフト添付含たマーケティング活動もそうで、北米ではBD勢と互角以上に渡り合っています。
しかし国内はどうも捨ててますね。メディアの取込みすらしてませんね。HiViもAVレビューも、ここ最近の誌面でBD礼賛、HD DVD無視の情勢がまる見えですね。メディアではBDが圧倒的に露出している。僕は、メディアや大方の評論家がBD陣営に買われたと理解しているので、両フォーマットを比較した彼らのレビューは基本的に無視してます。それでも、ワーナーやパラマウントのように両フォーマットでだすところは、仕様で明確に優劣がついていない場合は、極力BD盤を選ぶことを最近決めました。理由は単純で東芝のプレイヤー及びシステムアップデートに不満があるからと、BDのほうが国内ではレコーダ含めた再生可能機種の選択範囲が広いからです。しかし、それでもHD DVD盤はただでさえ増えていますけどね。どうも個人的に心の琴線に触れるタイトルが多いですね。
国内ではHDソフトの市場拡大がこれからだから今から真剣にならなくて良いやと言う考えに変わったのかもしれませんが、パッケージ市場を支えているのは月に何枚も買うマニア層なので、そのマニア層は初期の段階で動くので、今のような市場拡大前の初動マーケティングが大切な筈なんですけどね。一年遅れて市場にリリースしたPS3のマーケの後塵を拝した、XB360のマーケの失敗を教訓にして欲しいですね(くしくも東芝もMSもHD DVD陣営ですが)。たとえ、日本で将来的にHD DVD市場が消滅しても(日本がBD勝利になれば、ユニバーサルは日本はBDをだす可能性あるのではと思います)、今の様相から北米では残っていけそうなんで、僕のHD DVDプレイヤーの位置づけはDVDのときのR1プレイヤーのポジショニングで十分と考えてます。
次世代音声対応アンプについては、僕はプレイヤーがHDMIを二口付けてから初めてアンプの検討段階に入れると思ってますね。HDMI一本は映像オンリーで使いたいですし、今回のアレンジメントでプレイヤーとHD1間を1m以内のケーブルで繋げられるようにしましたから、この理想的なポジションは続けていきたいですね。PS3は仕様上はもともとはHDMIは二口でしたからね。いずれ二口のプレイヤーがどこからかでると踏んでます。