振り向けばカジュアルウォーターII

某ゴルフサイトで連載していたコラムの続編です。

No.58 余裕綽々

2005-11-21 | ゴルフ
新宿サザンライツ 2005


【今週の1枚】新宿サザンライツ 2005
新宿南口を彩るイルミネーション“新宿サザンライツ”。今年は青い光をまとった木々がとても印象深く配置されています。高島屋側は昨年同様テント風。たくさんのカップルでにぎわっていました。
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タイガー・ウッズ宮里藍プロのおかげで、今週の日本ツアーは大盛況。おかげで国を代表して戦っているワールドカップや、上位7名のみが来季の出場権を得られるチャンピオンズツアーの最終クォリファイの影が薄いこと、薄いこと。特に後者なんか、尾崎直道プロ、倉本昌弘プロ、友利勝良プロが3人揃って上位で活躍しているというのに扱いが小さいぃ~(^_^;)

それはともかくとして今週の男女の試合。最終日、同じ時間に放送しなくてもいいのにね。どうせ録画なんだから。両方とも生放送っていうならいざ知らず、録画中継をぶつける意味があるんだろうか? おかげで観るほうは忙しいったらありゃしない。

かたや世界ナンバー1の実力を見せつけ、かたや逆転賞金女王のための逆転優勝。どちらもファンの期待通りの展開だったのではないでしょうか。フェニックスのほうは、横尾要プロもがんばっていたと思います。バンカーからのチップインバーディなど、見せ場を作り、試合を盛り上げてくれました。プレーオフも4ホールまでもつれこんで、ひょっとしたらまたウッズに勝つのか?とも思いましたが、最後、息切れしてしまいましたね。

宮里プロのほうはトップでスタートしたのか?と思わせるような余裕の展開。この試合で優勝しなければ賞金女王の可能性はなかっただけに、最終戦まで盛り上げてくれる要素を作ってくれたと思います。まあ不動プロとの差は60万円程度なので、USLPGAツアー最終予選会のために欠場する宮里プロの賞金女王の可能性は非常に低いとは思いますが、それでもこの試合では決まらなかった。

ウッズにしても宮里プロにしても、こういうところがやはりスター選手たるところだなと思います。フェニックスの放送ではしきりに奇跡という言葉を連呼していましたが、端から見ていると奇跡的に見えるプレー、あるいはここいちばんというときの強さ、こうした部分があって初めてスターなんじゃないでしょうか。ただ強いだけではスターではないと。記録よりも記憶。長嶋さんみたいな方がやはりスターと呼べる人だと。

USLPGAツアーの最終予選会で宮里プロがアメリカでプレーすることが決まったとき、ツアーに宮里プロのようなスター性を備えた選手がいるかどうか。あるいは男子ツアーにしても、そのようなスター選手が登場するのはいつなのか。来年以降、どうなるんでしょう……。

今週のカシオにはミシェル・ウィが出場し、来月の沖縄オープンには宮里藍プロが出場する男子ツアー。部外者の人気にあやかるだけにならなければいいんですがねぇ。


 from Manabu **Springwater** Shimizu
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