「こうしたい」と「つくる」の間に 一級建築士事務所アーク・ライフのブログ

東京都町田市の一級建築士事務所アーク・ライフです。住まい手の「こうしたい」と「つくる」の間で要望を共有し一緒に考えます。

断熱耐震改修の効果、先日(2/13)の地震で発揮

2021-02-23 02:00:32 | お知らせ
少し前の話になりますが、先日2/13夜の福島県沖地震で町田市も震度3~4を観測しました。

その次の日、断熱耐震改修をしたお客さんから、以前とは違って地震でもほとんど揺れなかったと喜びのメールが届きました。日々の暖かさでは断熱改修の効果を実感していただいていましたが、耐震改修でも効果を実感していただけたようでとてもうれしく思いました。

町田の断熱耐震改修では、元の柱や梁の外側から建物全体について断熱気密改修を行う外張り断熱気密改修を行いました。その際、壁も屋根も既存の構造の外側を構造用合板で補強しています。その補強は部分的ではなく、壁と屋根を全面的に行い、壁と屋根のつなぎ目についても一体性を保つように配慮しました。その結果、構造用合板ですっぽりくるまれるように構造が補強され、さながら建物をモノコック構造のようにすることができました。


屋根に構造用合板張りして水平面を固めた様子


外壁前面に構造用合板張りして耐震補強した様子
その後、気密シート張りをしています

※地震そのものは木造住宅を揺らしやすいユッサユッサという揺れ方ではなく、カタカタというような短い波長のものだったと報道されています。

大掛かりになりがちで費用も比較的かかる家全体の外張り断熱気密改修ですが、断熱だけでなく耐震性も充分に向上させることができる方法だと実感できました。

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