心の山を歩いていこう!

単に山頂を目指すより、山歩きそのものを楽しみたい。
そんな思いを備忘録として綴ります。

栂海新道を行く。白鳥小屋へ。(その1)

2021-08-10 08:00:00 | 登山
栂海新道は長く、アップダウンが激しいので、朝日小屋の主人から「栂海山荘までには12時リミットで。」と釘をさされる。
それなら、出発時間を早め3時半に出て、長丁場ながら涼しい時間帯に稼いで、白鳥小屋まで頑張ってみる事にする。


朝日岳を越えると、東の空が明るくなってきた。



吹上のコルから栂海新道に入ると、ガスに包まれる。



右手側はなだらかな斜面の草原。雪渓も残っている。

森を抜ければ、広大な景色が広がる。今日はどこまで歩いていくのだろうか。



アヤメ平付近。ヒオウギアヤメが咲いている。



湿原に付けられた木道が伸びる。



振り返ると、今下って来た山々が朝日に照らされている。



草原のトラバース道。朝露のせいでズボンの裾、靴がビショビショになる。スパッツを着けていればよかったと、後で後悔する。



なおも下りが続く。景色がすぐに変わっていくので、目が離せない。


遠くの山々が見えて来た。気持ちが一層高ぶる。



朝日の中輝きを増す、ハクサンコザクラ。



振り返れば今下って来た山が池に映る。



なおも広がる湿原。



池塘が青さをたたえている。



山が次第に近づいて見える。



黒岩平の景色。今日これが最後の湿原。ここで、水を補給する。



黒岩山が近づく。



山頂からの眺め。この時間はまだガスにまかれていない。


(続く)